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国内レース他ニュース

投稿日: 2010.01.15 00:00
更新日: 2018.02.23 11:05

全日本F3王者のエリクソン、スーパーノバからGP2に参戦


 昨年の全日本F3王者、マーカス・エリクソンが、2010年のGP2シリーズにスーパーノバから参戦することになった。イギリスで開催中のオートスポーツ・インターナショナルでチームが正式に発表、チームメイトにはヨセフ・クラルが起用された。

 2009年の全日本F3選手権にトムスから参戦したエリクソンはシーズン5勝を挙げチャンピオンを獲得。11月に行われたF3の世界一決定戦マカオGPでは4位でフィニッシュするなど活躍し、昨年末のF1若手ドライバーテストの際にはメルセデス・グランプリ(ブラウンGP)から指名を受け、チャンピオンマシンの走行機会を与えられた。
 一方、チェコ出身のクラルは、昨年のフォーミュラ・マスターズでチャンピオンを獲得した若干19歳のドライバーで、今季のGP2アジアシリーズに同じスーパーノバから参戦しており、開幕戦のアブダビでは3位表彰台を獲得するなどチームに大きな可能性を示した。

「スーパーノバは方針を変更することにした」と語るのはスーパーノバのデイビッド・シアーズ代表だ。
「昨年の我々はふたりの経験あるドライバーを起用したが、今シーズンは非常に有望なルーキードライバーを起用する。ARTグランプリは昨年そうしたやり方で成功を手にしたので我々も同じことができるはずだ!」
「マーカスについては、数年前に私のもとへ自らを売り込みにきたんだ。そうした態度に私は非常に感動を覚えたよ」とシアーズはコメントしている。

「スーパーノバとともにGP2へステップアップできることになり、早くも開幕が待ちきれない気分だ。チームとこの機会を可能にしてくれたマネージメント、スポンサーたちに感謝したい」とエリクソンは語っている。
「GP2は限られた時間の中でコースを習得しなければならず、マシンも極めて速い。だからシーズンは厳しいものになるだろう。しかし、昨年にはブラウンGPのマシンで多くの距離を走っているので十分に戦える準備はできている。チームメイトのクラルとは過去に大きなバトルを経験しており、うまくいけばマシン開発にも貢献できると思っている」

 今季のGP2アジアシリーズ開幕戦でARTグランプリから出場したエリクソンは、次戦以降スーパーノバから参戦することになる。

2010 GP2シリーズ チーム&ドライバー
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※2010年1月14日現在