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国内レース他ニュース

投稿日: 2011.09.24 00:00
更新日: 2018.02.16 04:55

全日本F3第14戦:山内Vも、王座の可能性は消滅


 全日本F3選手権第14戦は24日、スポーツランドSUGOで18周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした山内英輝(PLANEXハナシマF308)が優勝を飾ったが、安田裕信(ThreeBond)が2位に入りポイントを加算。山内のタイトルの可能性が無くなった。

 迎えたスタートでは、ポールポジションの山内の後方から、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TOM'S F308)が好スタートを決めるも、山内が絶妙にラインをコントロールし1コーナーを制す。今回、漫画『Capeta』のスペシャルカラーに彩られた山内は1周目に一気に後続との差を広げ、ブラッドレー、安田と続いた。

 山内、ブラッドレー、安田の後方では、午前中の予選でコースオフした蒲生尚弥(PETRONAS TOM'S F308)がピットへ向かってしまう。また、マシュー・ホーソン(SGC by KCMG)もジャンプスタートをとられてしまい、これで後方から追い上げてきた関口雄飛(B-MAX F308)が4番手を確固たるものに。

 上位陣は大きな順位の変動なくレースは終盤戦を迎えたが、14周目にブラッドレーがハイポイントコーナーでコースアウト。これで山内、安田、関口というトップ3に変動。

 その後は上位陣のギャップは動かず、山内が岡山戦に続き今季2勝目をマーク。2位に安田、3位に関口という順位でチェッカー。この結果、Cクラスのタイトル争いは安田が94点、関口が78点、山内が71点ということに。これで山内は優勝したものの中盤の苦戦が響き、タイトルの可能性が消滅してしまった。

 Nクラスでは、クラスポールポジションの千代勝正(NDDP RACING)が後続をリード。中山雄一(TDP SPIRIT F306)、ギャリー・トンプソン(SGC by KCMG)と続く。早いうちにリードを広げたい千代だったが、Cクラスのホーソンに詰まってしまううちに、中盤Nクラスの上位5番手あたりまでが数珠つなぎに。

 しかし、ホーソンがペナルティを消化した後は千代がレースをコントロールし、総合でも4位に入り優勝。2位に中山、3位にトンプソンという結果となった。なお、Nクラスはこの結果、4位となった野尻智紀(HFDP RACING F307)が79点、中山が78点、千代が71点とかなり混沌としている。

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