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クルマニュース

投稿日: 2016.01.17 00:00
更新日: 2018.02.17 12:33

厳戒態勢のもと、近藤監督がトークショーに参加


 幕張・メッセで開催されている東京オートサロン2016のニッサンブースで、スーパーGTに参戦するKONDO RACINGの近藤真彦監督と昨年スーパーGT500クラスの2連覇を達成したNISMOの松田次生のふたりによるトークショーが行われた。

 トークショーではまずは次生とのコンビは実は初めての組み合わせであることに話が及ぶと、「星野(一義)さんと自分が上手くいっていないから(今回は次生とのトークショーに)? そんなことはないですけどね(笑)」など近藤監督は冗談を交えながら、2010年のスーパーフォーミュラでは自身のチームドライバーでもあった次生との会話を楽しんでいた。

 近藤監督は昨シーズンの第4戦富士での勝利について聞かれると、「周りは富士での勝利にビックリしているけど、自分はその前に勝てる兆しも見えていたので、勝てる時期には来ていましたね」と、話したところで後ろのビジョンには富士で佐々木大樹がどんどん追い上げいくシーンが流される。

「ZENT(CERUMO RC F)を抜くまではヒヤヒヤしていましたが、抜いてから今回は行けるという感覚がありました。でも、ここからの5周は50周に感じられました(笑)」

 その後、無線に話題が及ぶと、レース終盤、監督はエンジニアと相談しながら全開で攻め続けて燃料がもつのかどうか不安の中で決断を下したことを明かす。

近藤監督「あと7周、(燃費は)もつのか?」

エンジニア「いや、分からない。ギリギリです」

近藤監督「(燃費は)もつか?」

エンジニア「分からない」

近藤監督「いや、もつ!」

 と、自分で判断を下したことを明かし、会場に来ていたファンも驚きと笑いに包まれていた。

 昨年、GT500で初優勝を挙げた2年目佐々木については近藤監督はべた褒め。「彼は頭がいいんですよ、相当賢いですし吸収力もありますね」と絶賛していた。

 続いて今シーズンのポイントについて聞かれると、近藤監督は「タイヤ戦争がさらに激化するのはないか」と語り、「ヨコハマタイヤは近年本当にいいものができ上がってきているので、チャンピオン争いに食い込めるように努力を続けたいですね」と抱負を述べると、すぐさま次生が反応。「ヨコハマタイヤは今年からスーパーフォーミュラも始めるので、怖い存在です」とライバルとして警戒していることを明らかにした。


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