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F1ニュース

投稿日: 2012.11.02 00:00
更新日: 2018.02.16 12:26

可夢偉の去就に海外メディアから質問が集中


 アブダビでのF1木曜記者会見で、小林可夢偉に対して来シーズンのシート獲得についての状況に関する質問が集中した。

 ザウバーは今週、2013年のドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグを発表したが、もうひとりのドライバーについては後日明らかにすると述べるにとどまった。

 来年に向けてどういう状況かと聞かれた可夢偉は次のように答えた。
「皆と同じで、来年のシートを獲得するために努力していかなければならない。自分はF1のシートにふさわしいと確信している。でも最後の3戦に集中していく必要がある。その後どうなるか見てみよう。(空いている)シートはあまりないから、それも大きな問題だ。いい結果を出すことに集中し、他のチームか同じチームかは分からないけど、交渉していく」

 日本で大きなスポンサーが見つからない場合、海外の企業からの支援を探すことも考えるかとの質問もなされた。
「それは興味深いね」と可夢偉。
「でも今年の鈴鹿(で3位を獲得した)後、日本ではモータースポーツ、特にF1への関心が深まっていると思う。あと少し時間があれば、日本のスポンサーをもっと見つけられると思うから、それを目指している。鈴鹿の後、複数の企業からたくさんのコンタクトがあった。どう言うべきか判断するのが難しいよ。チームを決めていないし、予算も分からないからね。今はとても難しい時期だ。でも今、僕はたくさんのスポンサーを見つけられる可能性があるし、鈴鹿であの結果を出した後、たくさんいい兆候が見られているのは確かだ。インターナショナルなところに目を向けるのは重要だけど、僕としては日本からのスポンサーを獲得できればその方が嬉しい。それによって日本でモータースポーツの人気が出るようにね。今僕はそのことに焦点を合わせている」

 来年シートを獲得できるという自信を持っている理由を聞かれ、可夢偉はまだ何かが決まっているわけではないと語った。
「感触だ。何も確かなことはないが、そう感じるだけだ。何か説明できるならその方がいいけれど、残念ながらそうではない。状況を見ていくしかない。まだ3戦残っているし、終盤3戦でいい結果を出せれば、何かが起こるかもしれない。それを信じて集中していく。でも来年に向けては、単にそういう感触を持っているというだけだ」