投稿日: 2014.10.25 00:00
更新日: 2018.02.23 15:59
更新日: 2018.02.23 15:59
地元でライバルが先行。ホンダWTCC苦戦の理由
(オートスポーツweb)
WTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドは25日、鈴鹿サーキットでノックアウト形式の予選が行われたが、地元鈴鹿で好結果を出すべく臨んだホンダ・シビックWTCC勢は、5台が残るQ3に1台も進出できず。ノルベルト・ミケリス(ゼングー・モータースポーツ)の6番手が最上位となった。
夕暮れの下迎えたWTCC鈴鹿の予選。Q2の途中でガブリエレ・タルキーニ(カストロール・ホンダWTCチーム)が悔しそうな仕草をしながらマシンを下りた。ミケリスが最後にタイムアップしタルキーニは10番手が確定し、リバースグリッドでレース2のポールポジションを獲得することができたが、速さの面ではライバル勢に完全に先行を許してしまったのだ。タルキーニが10番手、ティアゴ・モンテイロ(カストロール・ホンダWTCチーム)が11番手、メディ・ベナーニ(プロチーム)が12番手。Q3には1台もシビックの姿はなかった。
Q3では、トップ3を独占したシトロエン勢が鈴鹿を“制圧”していく姿を眺めるだけとなってしまったホンダ勢。予選後に行われたホンダドライバーによる記者会見では、一様に笑顔こそ浮かべていたものの、その表情に申し訳なさが垣間見えた。特にカストロール・ホンダのふたりは、「小さなミスをしてしまった(タルキーニ)」、「最後の周回で縁石に乗り上げタイムロスしてしまった(モンテイロ)」という状況もあった。ミスがなければQ3も見えていたのだから、悔しさもなおさらだ。