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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2011.09.26 00:00
更新日: 2018.02.16 05:00

大嶋、PPも6位。「うまくいかないレースだった」


Team LeMans
Formula NIPPON RACE REPORT

Round6-SUGO
DRIVER:大嶋 和也
CIRCUIT:1LAP=3.704256km
RACE:68LAPS(251.889)km

得意の菅生でポールポジション獲得!決勝は6位入賞。

 シリーズ戦は残り2戦となった、2011年フォーミュラ・ニッポン。第6戦の舞台となるのは、スポーツランド菅生(宮城県)。シリーズチャンピオンの可能性は、残り2戦を優勝という結果で終える以外にない。大嶋は菅生を得意としており、ここで何としても結果を残すべく、チーム一丸となって菅生戦に挑んだ。

 9月24日(土)、天候は晴れ。ノックアウト予選は、まずはQ1が13:40~14:00の20分間で行われた。大嶋はユーズドタイヤで確認のためコースイン。1'08.267でトップタイムを叩き出すも、残り時間12分5秒というところで、他車のコースアウトによりセッションは赤旗中断。大嶋はここでいったんピットへ戻り、タイヤをニュータイヤに交換。14:02にセッションは再開されたが、大嶋は最後のアタックに向けてコースインするタイミングまでピットにて待機。残り時間が6分になったところで、他車に続いてコースイン。渾身のアタックを決め、1'07.591というトップタイムでQ1を通過した。続くQ2も時間が少しずれ込み、14:24~14:31の7分間で行われた。1分間ピットで待機したのち、Q1同様、残り時間が6分になったところで各車一斉にコースイン。大嶋はここでも1'07.247でトップタイムを獲得。最終ステージQ3は、14:41~14:48の7分間。同様のタイミングでコースインし、アタックを開始。大嶋はさらにタイムを上げ、1'07.125でトップに。セッションの終盤に1台コースアウト車両が出たため、赤旗中断。残り時間2分というタイミングだったので、14:57~14:59でセッションは再開されたが、ここで出走したのは3台のみ。しかし大嶋のタイムを上回るマシンは現れず、大嶋は自身2度目、今季初となるポールポジションを獲得した。

 9月25日(日)、引き続き天候は晴れ。14:30からフォーメーションラップが開始され、開始時の気温21℃、路面温度25℃。隊列走行を終えると、一斉にスタート。大嶋は一瞬ストールしたような感じになり、スタートが出遅れてしまい、1コーナーを抜けるまでに4番手に後退。序盤はトップから5番手までの車両が僅差で連なっていたのが、だんだん3番手のマシンが遅れはじめ、それにつられるような形で大嶋のマシンもラップタイムを上げられない。苦しい展開の中、大嶋は24周を終えてまず1回目のピットイン。給油、タイヤ交換を済ませると、11番手でコースに復帰。ちょうど戻ったところが集団の中で、引き続き我慢のレースを強いられる。他車のピットインにより徐々にポジションを上げ、再び4番手となった51周、2度目のピットイン。8番手でコースに戻ると、54周ではこの時点でのファステストラップ1'09.257を叩き出し、ペースを取り戻して周回を重ねる。前方のマシンを懸命に追うも、その差3秒~1秒の間でなかなか縮めることができず、8位でチェッカーを受けた。

 なお、レース後の車検結果により2位と6位のマシンが失格となり、大嶋は6位に繰り上がり、ポールポジションのポイントと合わせて、今レース4ポイントを獲得。ポイントランキングは5位に上がっている。

⇒大嶋和也のコメント:
「土曜日はフリー走行の走り始めからクルマの調子は良かったです。Q1の最初、コンディション的に朝よりも悪くなっていたのですが、Q2、Q3と進むうちに良くなるだろうと思い、セット変更は行わずにそのまま進めました。Q1~Q3で全セッショントップを取れたことは良かったですが、Q3では気負いすぎて突っ込みすぎたというところもあるので、それがなければもうコンマ1~2秒タイムを上げられたかなとも思っています。決勝はスタートのミスが全てでした。動き出しでストール気味になってしまって。レース中は、前車の後ろにつくとどうしてもそのペースでしか走れず、自分のペースで走れないところが多々ありました。順位は若干挽回できましたが、全然納得のいくレースではなかったし、上手く行かないレースだったなと。ただクルマ的にはレベルが確実に上がってきているし、最終戦のもてぎでは何とか良いレースをして、今年を締め括りたいです。」

⇒山田健二監督のコメント:
「予選では全セッションですべて1位を獲得できて満足しています。今回は、前回の中止になった鈴鹿でやる予定だった新しいセットアップを施して、ここ菅生に来ました。それが良い結果となって現れて良かったです。決勝は、結果的には残念と言わざるを得ないレースでした。チームとしては速いクルマを用意できて良かったなと思いますが、最初良かった流れが、どこかで変わってしまっていましたね。次のもてぎでは、今回の結果を生かして、ここで逃した優勝をしっかり手にできるよう頑張りたいと思います。」


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