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F1ニュース

投稿日: 2016.03.08 00:00
更新日: 2018.02.17 13:23

現地直送:「マルドナドはいつでもF1復帰できる」とフィジオが証言


 第2回バルセロナ合同テストが行われていた3月2日、パドックに昨年まで所属していたチームのスタッフと会話している男がいた(写真2枚目の右側)。彼はファブリツィオ・マガンジ、パストール・マルドナドのフィジオ(理学療法士)を務めていたイタリア人だ。2000年代にはルノーのフィジオとして、フェルナンド・アロンソ、ヤルノ・トゥルーリ、ジャンカルロ・フィジケラらのサポートを行った経験があり、2008年からGP2に参戦していたマルドナドのフィジオとなり、昨年までマルドナドとともに歩んできた。

 マガンジに声をかけると、話題は当然のようにマルドナドのことになった。

「パストールには、どうすることもできない問題だった。あれだけ急激に原油価格が下がったんだからね。最悪だったのは、そのタイミングだ。シーズンが終わった時期に何かが起きれば、もう我々には何もできない。F1の他チームはもちろんのこと、他のカテゴリーにしたってシートは埋まってしまっていた。ただ運命を受け入れるしかなかった」

 マルドナドとルノーの交渉が決裂したのは、ルノーが体制発表会を開く数日前のことだった。マガンジがマルドナドから知らせを受けたのは、マルドナドが自身のツイッターでシート喪失の事実を伝えた、数時間後だったという。マルドナドのつぶやきは、まるでF1から引退するかのような内容だったが、マガンジによれば、マルドナドはF1復帰をあきらめていないという。