ル・マン24時間レースを主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)は8日、2010年に世界のル・マン・シリーズに設定されたラウンド3戦で構成される『ル・マン・インターコンチネンタルカップ』を設定すると発表した。
この『ル・マン・インターコンチネンタルカップ』は、ヨーロッパ、アメリカ、そしてアジアで展開されるル・マン・シリーズを「リンクさせるもの」で、トップカテゴリーであるLMP1だけで設定される。
2010年は全3戦が設定され、“開幕戦”は9月のル・マン・シリーズ最終戦シルバーストン。“第2戦”はアメリカン・ル・マン・シリーズのプチ・ル・マン。そして最終戦となるのは、アジアン・ル・マン・シリーズの一戦(どのラウンドになるかは未発表)としている。
共通するACOレギュレーションの下行われるこの『ル・マン・インターコンチネンタルカップ』に参戦するチームは、3戦すべてに参加しなければならず、その結果によりチャンピオンが決まる。
ACOではこの『ル・マン・インターコンチネンタルカップ』を将来、ACOルールで行われる年間最低6戦の『ワールドトロフィー』として拡大したいという構想を明らかにしている。
なお、同日にドイツのインゴルシュタットで2010年の活動計画を発表したアウディは、ル・マン24時間に新型アウディR15 TDIを投入するとともに、この『ル・マン・インターコンチネンタルカップ』への参加も表明している。
