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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.03.14 00:00
更新日: 2018.02.15 12:24

ALMS:プジョー、セブリングは“準備運動”


 プジョー・スポールのチームボス、オリビエ・ケネルは、セブリング12時間に出場する主な狙いはこの夏のル・マン24時間に備えるためであると主張、勝利を狙いにいくわけではないと語った。

 プジョーはこのイベントに2台の908を投入する。ニック・ミナシアンとペドロ・ラミー、クリスチャン・クリエンが7号車をドライブし、ステファン・サラザンとフランク・モンタニー、そしてセバスチャン・ブルデーが9号車をシェアするかたちだ。

 アウディが先日発表した新しいR15に今年こそ勝利するため、プジョーは最初の遠征先として908をアメリカに送り込むわけだが、ケネルは彼らドライバーが危険を犯してまで勝利を目指すことはないと主張している。
「我々の任務は、非常に明白だ」と、ケネル。「我々の目的は、夏のル・マン24時間に備えることにある。我々はそこで一周の速いラップを刻むためではなく、技術的に、そしてチームとして進歩していく必要があると考えているのだ」

 セブリングは以前からル・マン24時間に備えるための鍵となるイベントとみなされてきた。チームの技術面を指揮するディレクターのブルーノ・ファミンもそれがフランスのクラシックイベントに向けた準備運動であると認めている。
「セブリングはル・マンを除いた中で最も長いレースだ。それはマシンが24時間という長い耐久レースを走るにあたって、どのように耐え得るかを見ることのできる絶好の機会なのだ」

「チームにはレース終了までビッシリとスケジュールが組まれている。昨年と比較しても、2台のマシンを用意しているので大量のデータを集めるつもりだ。特に今年のレギューレションによる空調システムとマシンの空力に関するデータは重要になるだろう」


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