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F1ニュース

投稿日: 2015.12.30 00:00
更新日: 2018.02.17 12:18

ASWEBの15年モータースポーツ流行語10選


 今年のモータースポーツシーンも新しいワードが数多く飛び交いましたが、その中から編集部内で特に流行ったワードを10に絞ってあげてみました。オートスポーツweb編集部が選んだ今年のモータースポーツシーンを表すワードで改めて2015年を振り返っていこう。

【第10位】「阿蘇山噴火」
「これ、ガチでやばいんじゃないですか?」、「どうしましょう!?」、「帰れるの?」……当時の編集部のLINEを今見返すと、そのあたふたぶりがよく分かる。スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスが終わって、速報業務もほっとひと息ついた月曜朝に阿蘇山が噴火。上空に上がった噴煙の影響で飛行機が欠航し、オートスポーツweb編集部の出張部隊は熊本のホテルで缶詰状態になってしまったのだった……。ホテルを出る直前だったので、そこから4人の出張部隊はレンタカーの乗り捨てや飛行機の変更、先に熊本空港へ向かっていたレース関係者からの情報収集など、レース中さながらの緊張感と連携で熊本を脱出して一路、福岡空港へ。ひとまず2〜3時間遅れで羽田に着くことが出来たのでした。その感の緊張感はハンパなく、自然の恐ろしさを痛感した、今となってはメモリアルな1戦だったのでした。

【第9位】「エルマノス・ロドリゲス」
1992年以来、実に23年ぶりの復活を果たしたF1メキシコGP。その舞台となったのが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットだ。母国ドライバーであるセルジオ・ペレスの活躍もあり、チケットも早くに完売。3日間の総入場者数はおよそ33万5000人(日本GPは16万5000人)と、人気低迷が叫ばれる近年のF1では異例の盛り上がりをみせた。サーキットのレイアウトも高速180度コーナーのペラルラーダは姿を消したが、代わりにホッケンハイムのスタジアムセクションを思わせるレイアウトに、周囲を囲む旧野球場のスタンドが壮大な雰囲気を演出。その中に設けられた表彰台は素晴らしい光景を生み出した。2200mという標高の高さも通常とは異なる走りをドライバーに要求するなど、来年以降も楽しみなグランプリとなりそうだ。

【第8位】「村上ショージ店長」
現地取材班が聞いたのは、忘れもしない、スーパーGT第7戦オートポリス戦だった。「九州、チャーシュー、皆の衆!」。村上ショージ店長によるオートバックスのCMがプレスルームで一日中流れるのを、オートスポーツweb出張組は3日間、しっかりと聞き続けたのだ。ガレージのメカニックの方も、作業中にずっと耳にしていたのではないだろうか? 「寒いですね」、「冬ですから」。村上ショージ店長のギャグを3日間聞き続け、ようやく解放されたと思いきや、最終戦のもてぎで再びこのCMに遭遇。私たちメディアは有無を言わさず、村上ショージ店長のギャグをまたしても3日間、聞き続けることになった。台詞が頭に自然にすり込まれてしまう、あまりに強烈な洗脳作用に、取材班はただただ、驚くばかり。流行語というより、2015年のオートスポーツwebCM大賞に選出した方が良かったかもしれない。一緒に流れていた、こにわさんの松岡修造のものまねも、感染力が絶大だった。