さまざまな出来事があった2015年のモータースポーツシーン。その中でも特に印象に残った驚きのシーンをまとめ、この一年を振り返ります。

不可解なアロンソのクラッシュ
カタルニアで行われたF1プレシーズンテストでマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが不可解なクラッシュを喫し、ヘリで病院に搬送される事態となった。事故原因について感電説などさまざまな憶測が飛び交ったが、アロンソは脳震盪による重篤化のリスクを避けるため開幕戦を欠場する羽目となった。

横転
3月はじめに鈴鹿サーキットで開催されたスーパーGTのメーカーテストでPETRONAS TOM'S RC Fが横転する激しいクラッシュを喫した。スポンジバリアに跳ね返されたマシンは車体が浮き上がり横転。幸い、乗っていた伊藤大輔は無事で自らマシンを脱出した。

エアボーンクラッシュ多発
新たなエアロキットが導入された今年のインディカー・シリーズでは、インディ500のプラクティス走行中にクラッシュしたマシンが宙を舞うエアボーンクラッシュが相次いで起きた。

一貴、入院
スパ・フランコルシャンで行われたWEC世界耐久選手権第2戦のフリー走行1回目に中嶋一貴がドライブするトヨタTS040ハイブリッド1号車が大クラッシュを喫し、一貴は脊椎を損傷。入院を余儀なくされた。

カオスに陥ったモンツァ
5月末にイタリア・モンツァで開催されたヨーロッパF3選手権第4戦でフェラーリの育成ドライバー(当時)であるランス・ストロールが宙を大きく舞う大クラッシュに見舞われた。またこの週末は3レース合わせて8度のセーフティカーが出るなどクラッシュが相次ぎ、FIAが異例の通告で若手ドライバーに注意を促す事態となった。

ビアンキ、逝く
7月17日に亡くなったジュール・ビアンキの葬儀が21日に彼の故郷ニースで営まれ、家族や友人、関係者、ファンに混じって仲間のF1ドライバーも数多く参列、ビアンキに最後の別れを告げた。FIAはビアンキのカーナンバー『17』を永久欠番とすることを発表した。

BRZ、大炎上も驚異的な早さで復帰
7月にSUGOで開催されたスーパーGT合同テストでSUBARU BRZ R&D SPORTがクラッシュして炎上。マシンはほぼ全焼の事態で普通なら修復に1カ月以上かかるところだったが、チームはわずか10日で復活させ、絶望的と思われていた第4戦富士にも無事出走を果たした。

行き過ぎた危険行為
F1シンガポールGPの決勝レース中に正体不明の男が突如コース内に侵入する珍事が発生した。似たような事は中国GPでもあり、金曜午後のフリー走行中に男性がサーキット内に侵入、ホームストレートを横切るハプニングがあった。

ブリヂストン撤退
前身のF2000時代から長年にわたってスーパーフォーミュラを足元から支えてきたブリヂストンが今シーズン限りで撤退することを発表。代わって2016年からはヨコハマタイヤが新たなサプライヤーに就くことが決まった。

アロンソの日光浴
F1ブラジルGPの予選でマシントラブルに見舞われたフェルナンド・アロンソがコースサイドのデッキチェアに座ってコースをしばらく眺める場面があり、このシーンが「 #PlacesAlonsoWouldRatherBe (アロンソの場所であってほしい)」というハッシュタグとともにTwitter上で話題になった。

アロンソ、2輪に転向?
ホンダのモータースポーツファン感謝イベント『Honda Racing THANKS DAY 2015』に初参加したマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがイベントのフィナーレでホンダのMotoGPマシン『RC213V』を走らせるサプライズを披露した。

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