更新日: 2018.02.17 02:42
Audi R8 LMS ultra、鈴鹿はトラブルでリタイア
Audi Team Hitotsuyama
Race Report
Super GT 2014 Series
Round-6 / Suzuka Circuit
ライバル勢に迫るスピードを見せるも、トラブルによりリタイヤ
Audi Team Hitotsuyamaは8月30~31日に三重県・鈴鹿サーキットで開催されたSUPER GT 第6戦「43rd International SUZUKA 1000km」に参戦致しました。今回はAudi R8 LMS ultraが得意とする耐久レース、さらに、BoPの変更により大口径のリストリクターを使用することが許され、Audi R8 LMS ultraが最も必要としているエンジンパワーの向上を期待できる中でのレースとなりました。また、Audi Sportよりファクトリードライバーのクリストファー・ハーゼが派遣され、レギュラードライバーのリチャード・ライアン、藤井誠暢とともに1000kmレースを戦うことになりました。
公式練習からリストリクター径拡大の恩恵を受け、好タイムを記録。今シーズン初めて公式予選Q1も突破し、1000km決勝に向け、チームの士気は高まりました。決勝レースでは、序盤こそトップ集団と変わらないラップタイムで順調に周回を重ねることが出来ましたが、サスペンションにトラブルが発生、さらにその振動がギヤボックスに損傷を与え、残念ながらレース序盤にリタイヤを余儀なくされました。
8月30日 公式練習
公式練習はリチャード・ライアンから走行を開始。6月、7月と既に2度のテストをこなしていることもあり、マシンチェックを早々に済ませ、2分01秒914のタイムを記録しマシンを降りる。リチャードはBoP変更によりエンジンパワーが格段に上がっていることをチームに伝える。
リチャードに代わり、チームはAudi Sportから派遣されたクリストファー・ハーゼをコースに送り出す。クリストファーはルーキーテストを行い、2分05秒台でマージンを取って走行。難なくテストをクリアした。
その後、藤井がステアリングを握り、マシンのバランス、パワーともに今シーズンベストであることを確認。クラス7位、2分01秒914のタイムで公式練習を終え、午後の公式予選に向けて弾みをつけた。