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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2011.04.14 00:00
更新日: 2018.02.16 01:49

BMW、アストン、フェラーリ……新型GT3車両が続々登場


 昨年、一昨年あたりから世界的に多くのマシンが走り、日本でもスーパーGT300クラスやスーパー耐久ST-Xクラスに参戦することができるカテゴリーとして注目を集めるGT3クラス。先週あたりから多くの新型GT3車両の登場がアナウンスされ、さらに盛り上がる機運をみせている。

 世界中で近い規格のレースが行われ、各メーカーから多くのマシンがリリースされているGT3クラス。日本でもニッサンGT-R GT3の開発がスタートしたほか、スーパーGT、スーパー耐久でも盛り上がりを見せつつある。

 そんな中、8日にはBMWがカスタマー向けBMW Z4 GT3の改良バージョンをリリース。ドバイ24時間を制するなど活躍をみせるZ4 GT3は、空力に改良を受け31万5000ユーロ(約3800万円)で発売された。

 また、13日にはアストンマーチンが6リッターV12エンジンを搭載したバンテージGT3をリリース。このマシンはこれまでのDBRS9に代わるもので、アストンマーチン・レーシングとしてはLMP1のAMR-One、GT1のDBR9、そしてバンテージGT2、GT3、GT4というピラミッドを築いたと誇る。この車両は2012年にリリースが開始される予定だ。

 また、フェラーリの新型GT3マシン、フェラーリ458イタリアGT3は、458 GT2に続いてイタリアで開催されているスーパースターズのGTスプリントでAFコルセから実戦デビュー。フェラーリとミケロットが共同で開発したGT3バージョンは、レース2で3位に入る活躍をみせている。

 一方、マクラーレン・オートモーティブから2012年に本格的にリリースされる予定のマクラーレンMP4-12C GT3は、3月にシルバーストンでトラックデビューを飾った。4月11日にはスペインのナバーラで2回目のテストを実施し、2回とも大きなトラブルもなく終えたという。

 マクラーレンMP4-12Cは2012年シーズンに世界中の20チームへ供給される予定で、5月にはマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)でマーティン・ウィットマーシュにより、2011年の開発プログラムとドライバーが発表される予定だ。

マクラーレンMP4-12C 初テストの様子
(McLaren Automotive)