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F1ニュース

投稿日: 2011.05.27 00:00
更新日: 2018.02.16 02:37

Fインディア、スーティル解雇は訴訟手続き開始後に検討


 フォース・インディアのオーナー、ビジャイ・マルヤは、エイドリアン・スーティルへの訴訟手続きが正式に開始された場合、彼との契約見直しを検討すると示唆した。ルノーF1のオーナー、ジニー・キャピタルのCEO、エリック・ルクスは、スーティルが自分に傷害行為を行ったとして、告訴する意向を示す声明を発表した。

 中国GP決勝日の夜、上海のナイトクラブでスーティルがルクスの首に割れたシャンペングラスで傷を負わせ、ルクスは首を24針縫ったと報じられている。ルクスの代理人は、16日、身体的暴行および重傷害に関してスーティルに対し刑事告訴を行うことを決定したとの声明を発表している。

 マルヤは、まだ正式に訴訟手続きがとられたとの通知がこないため、現時点でスーティルを処分するのは適切ではないと述べた。
「どこかの国でエイドリアンの不適切な行為について正式に告訴がなされたという話は聞いていない。したがって、彼が何かをしたと推測するのは全く適切でない」
「彼が誤った行動をとるという罪を犯したと考えて彼に対して何らかの処分をとるのはいきすぎだ」
「正式に訴状を受け取ったり、審理という形がとられた場合には、我々はその時に適切な行動を起こす。しかし推定で動くことはできない」

 フォース・インディアは状況によってはスーティルをレースシートから外すことも考えるとマルヤは認めたが、今の段階ではそれは考えていないと述べた。
「契約は違法行為に優先しない。だが私は被害者と思われる人物から出されたプレスリリースに基づいた結論に飛びつきたくはない。その一件で何があったのか、私は知らないのだから」
「法的行為にはしかるべき手続きがある。エイドリアンが不適切な行為により告発されたり、何らかの罪に問われた場合は、その時に状況を見極める」