上海での傷害事件に関してエイドリアン・スーティルに対して訴訟が起こされる見込みとなったことを受け、彼のマネージャーが声明を発表、この一件は故意ではなく偶然起きたことであり、訴訟が進められた場合にはスーティルは全力で潔白を証明すると述べた。

　ルノーF1のオーナー、ジニー・キャピタルのCEO、エリック・ルクスは、身体的暴行および重傷害に関してスーティルに対して刑事告訴を行うことを決めたという声明を16日に発表した。スーティルは中国GP決勝日の夜、上海のナイトクラブで割れたシャンペングラスでルクスの首に傷を負わせたと報じられている。
　その後、スーティルは謝罪声明を発表したものの、ルクスは訴訟手続きを進めることを明らかにした。

　スーティルのマネージャー、マンフレッド・ジマーマンは声明を発表、ルクスが告訴の手続きを進めた場合、スーティルは全力で汚名をそそぐつもりだと述べた。
「エリック・ルクス氏の代理人が最近発表した声明により、彼がエイドリアン・スーティル氏に対して中国GPの後に起きた事件に関して刑事告訴を行う意向であることを我々は知った」
「エイドリアンはすでに、中国での行動がルクス氏に偶然けがを負わせる結果になったと説明し、この不運な出来事に関与したことを素直に謝罪した」
「ルクス氏が告訴の手続きを進めるなら、エイドリアンは利用できるあらゆる手段を用いて自らの立場を明らかにし、潔白を証明する」
「エイドリアンは、来るバルセロナとモナコのレースに集中するため、当面、本件についてこれ以上のコメントは発表しない」