レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2014.11.20 00:00
更新日: 2018.02.17 04:24

F1本格ウエットテストが実施か。安全性向上のため


 F1チームが、ウエットタイヤ向上のため、ピレリに本格的なウエットテストの機会を与えるよう、ストラテジーグループに求めている。

 ウエットコンディションの日本GPでジュール・ビアンキが大クラッシュを喫したことから、さまざまな面での安全性向上策が検討されている。そのなかのひとつとして、現在のフルウエットタイヤの性能にも目が向けられている。

 GPDAディレクターのセバスチャン・ベッテルは、ロシアGPのドライバーミーティングにおいて、ウエットよりインターミディエイトのパフォーマンスの方が優れているために、天候が悪化してインターミディエイトには適さないコンディションになっても、ドライバーとしてはウエットに交換したくないと、現状を説明した。

 FIAはベッテルを含む何人かのドライバーの意見を聞き、ブラジルGPの週末に行われたF1スポーティングレギュレーション・ワーキンググループ会合においてウエットタイヤの問題について話し合った。

 そのなかで、テスト制限や人工ウエットテストの環境の関係でウエットコンディションでの本格的なタイヤテストを行う機会が限られているため、ピレリがウエットタイヤの改善を行うのは簡単ではないという意見が提示された。
 ピレリは、スプリンクラーシステムを導入して一貫したウエットコンディションを作り出してテストを行うという提案を繰り返し行っている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています