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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2010.10.25 00:00
更新日: 2018.02.15 23:10

FIA GT1ナバーラ:ゾンタ組ランボルギーニが席巻


 FIA GT1世界選手権第8戦ナバーラは24日、決勝レースが行われ、リカルド・ゾンタ/フランク・ケックル組ランボルギーニ・ムルシェラゴLP670 R-SVが予選、予選レース、決勝と完全制圧。今季2勝目を飾った。

 予選で2番手34号車マセラティMC12(アレッサンドロ・ピエール-グイディ/ニコ・ベルドン組)にコンマ2秒差をつけポールポジションを獲得したゾンタ組ランボルギーニは、予選レースでも1コーナーでトップを守り、後続を引き離してトップでケックルからゾンタにバトンタッチ。そのまま第8戦のポールポジションを決めた。

 同日に迎えた決勝レースでも、後方のアクシデントをよそにゾンタ組ランボルギーニはレースをリード。時折雨が舞う変わりやすいコンディションの下リードを広げていく。一方、2番手には22号車ニッサンGT-R(ジェイミー-キャンベル・ウォルター/ウォーレン・ヒューズ組)が浮上する。

 ピット作業を終えた後もゾンタ組ランボルギーニは完璧なレース運びで後続との差を広げ、そのまま完勝。2位は序盤に22号車GT-Rをパスした9号車アストンマーチンDB9(フレデリック・メコウィッキ/イアン・クレリィ組)が入った。22号車GT-Rは3位でチェッカーを受け、スモーパワーGTチームはランキング3位を確固たるものにしている。荒聖治が4号車GT-Rをドライブするスイス・レーシングはこのラウンドで2台ともにリタイアに終わった。

 優勝を飾ったゾンタは「今週末はエンジョイできた。今週末、最初にマシンをドライブした時からクルマは速かったし、簡単にドライブできた。チームは素晴らしい仕事をしたよ。フランクもいい仕事をしたよね。ミスをしないということはすごく重要なことだった」とコメントしている。

 FIA GT1世界選手権はナバーラ戦を終えた後、ブラジル、アルゼンチンと南米でのレースが行われることとなる。


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