レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2011.03.18 00:00
更新日: 2018.02.16 01:25

GTドライバー&監督が集結 被災地にエール


 18日、都内でスーパーGTに参戦する本山哲、脇阪寿一、小暮卓史という3人のドライバー、そして舘信秀、鈴木亜久里、近藤真彦という3人の監督が集まり、3月21日に放映される『SUPER GT+(スーパーGTプラス)』のため、東北地方太平洋沖地震の被災者に向けエールを送った。

 これは、21日の12時30分から放映が予定されている『SUPER GT+』の特別番組のため、急遽都内にスーパーGTを代表する6人のドライバー・監督が集結し、震災の被災者に向けたメッセージを収録したもの。

 収録には、すでに『SAVE JAPAN』を立ち上げるなど積極的に活動している寿一、群馬に戻り震災を痛感している小暮、そしてmotoyama.netを通じ活動をスタートしている本山と、スーパーGTを代表する3人のドライバーが被災地に向けて語ったほか、舘監督、亜久里代表、近藤監督もメッセージを伝えた。

 11日の地震発生時は都内にいたという舘監督は「被災された方の中にはレースが好きな人もいると思う。僕たちは夢や感動を与える仕事だし、元気な僕たちがきちんと仕事をして、夢や感動を届けて、被災された皆さんに向ける“原資”を作らなきゃいけない。たまたま僕たちは被災していないだけだからね」とモータースポーツ界で団結していく必要性を語ってくれた。

 また、都内の事務所で地震に遭い、驚いて飛び出したと言う亜久里代表も、「オレたちがいつまでもずっとネガティブな方向に進んでいたら、いつまでも世の中はネガティブにしかいかない。自分たちがやれることを精一杯やって、お客さんに喜んでもらわなければいけない」と力強く前を向いていくことをアピール。

「その中では被災者の皆さんに向けたチャリティもやるし、自分たちができる限りのことを一生懸命やっていきたい。いつまでも被災地の様子を伝えるテレビを見ているだけじゃ何も始まらない」と亜久里代表。

 また、鈴鹿のフォーミュラ・ニッポンテストで地震を体感した近藤監督は、「近藤真彦がレースをやっているのは、半分の人は趣味でやっていると思っているかもしれない。でも、僕は仕事でやっているから、それをやめる訳にはいかない。でも、今回の地震のことを考えれば、いつどこでやるかというタイミングはすごく考えなければならない」と開催に向けて調整が続くスーパーGT開幕戦について語った。

「中止になるか、延期になるか、やってしまうかということはいろいろな事を相談しなければいけない。でも、タイミングを見ながら一歩一歩進まないと。前に進んで、そしてスピードと音、迫力で、サーキットで夢を皆さんに届けなければいけない」と近藤監督。

「SUGOラウンドでは、長期的に被災者の皆さんに夢を与える流れにしないといけない。長いスパンでの支援も考えないと」と3人は意見が一致。モータースポーツ界で続く震災支援の動きを、今後も継続していくべきという考え方を示してくれた。


関連のニュース