レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2011.11.13 00:00
更新日: 2018.02.16 06:02

GT300は番場が逆転勝利! ミクZ4がJAF GPを制圧


 JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPはスーパーGT300クラスの決勝レース2が行われ、番場琢がドライブする初音ミク グッドスマイル BMWが12番グリッドからゴボウ抜きをみせ優勝。前日の谷口信輝に続き、初音ミク グッドスマイル BMWがJAF GPを完全制圧した。

 やや陽が傾いて迎えたGT300クラスの決勝レース。2番手スタートだった吉本大樹のtriple a Vantage GT2がピットスタートを選択となる中切られたスタートでは、4番手スタートの加藤寛規の紫電が遅れる一方、ポールスタートの高木真一のARTA Garaiyaがリード。2番手以降は田中哲也のJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458を先頭に岩崎祐貴のハセプロMAイワサキaprカローラ、織戸学のリール ランボルギーニRG-3、影山正美のHANKOOK PORSCHEと続いていく。その後方はかなりの混戦となるが、山内英輝のPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリが抜けだし影山に続いていく。

 先頭の高木には田中が接近。一方、岩崎を先頭に7台ほどの激しい3番手争いが展開されるが、岩崎は3周目の1コーナーで影山とからみ、さらに井入宏之の#88 JLOCランボルギーニRG-3と接触し岩崎は大きく遅れてしまった。

 高木と田中の先頭争いは、4周目のコカコーラ・コーナーで田中が前に出る形でトップへ。一方大混戦の3番手争いは、山内のイカ娘フェラーリと影山のHANKOOK PORSCHE、さらに強烈なストレートスピードをもつ番場琢の争いになるが、番場が5周目のストレートで2台をゴボウ抜き! その後方では青木孝行の#86JLOCランボルギーニRG-3、織戸のリール ランボルギーニRG-3というバトルとなった。

 勢いに乗る番場は、6周目には一気に2番手高木に追いつきあっという間に前へ! 番場はさらに翌周にはクラス違いのマシンのようにストレートで田中をかわしていき、7周目には番場がトップに浮上。一方、高木のガライヤはストレートが苦しく、7周目には影山に、翌周のストレートでは山内にもかわされてしまう。

 2番手となった田中だが、コーナーでは番場との差を詰めるも、少しずつ離され、逆に影山にかわされてしまい3番手へ。番場、影山、田中というトップ3で終盤戦を迎える。一方、一時ポジションを上げ4番手に浮上していた山内のイカ娘フェラーリだが、終盤47秒台にタイムを落としてしまい、高木、そして後方から追い上げてきた山野哲也のR&D SPORT LEGACY B4にもかわされてしまった。

 終盤、影山vs田中の2番手争い、高木vs山野の4番手争いが展開されていくが、お互い技を出しポジションの逆転はならず。一方、前日は谷口信輝がタイヤに苦しんだ初音ミク グッドスマイル BMWだが、この日は番場が最後までペースを落とすことなく、僚友谷口に続き優勝! 初音ミク グッドスマイル BMWがJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPを完全制圧した。

 2位は影山のHANKOOK PORSCHE、3位は田中のJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458。4位は高木のARTA Garaiya、5位は山野のR&D SPORT LEGACY B4という結果となった。

結果表はこちらへ