JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPはスーパーGTの決勝レース2予選が行われ、GT500クラスはS Road MOLA GT-Rの柳田真孝がポールポジションを獲得。GT300クラスはARTA Garaiyaの高木真一がポールを決めた。
前日、雨によりレース2の予選が中止になってしまったJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPのスーパーGTレース2予選。その代わりのスケジュールとして、午前7時50分からスーパーGT300/GT500の予選が15分ずつスタートした。
雨は上がり、美しい富士山が見られるなど天候は大きく回復したものの、早朝ということもあり路面はハーフウエット状態。急速に路面状態は回復していくものと思われたが、GT300クラスの予選ではまだウエットかスリックか、各チーム非常にコンディションに悩まされることとなった。
各チームで判断が分かれ、少しずつタイムが削られていった結果、ARTA Garaiyaをドライブする高木が1分52秒836でポールポジションを獲得! 次いでtriple a Vantage GT2の吉本大樹、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458の田中哲也という順位に。
続いて間隔を置かずにスタートしたGT500クラスのレース2予選も、さらに路面が乾いてくる中での走行となったが、ほぼ全車がウエットを装着し、ストレートでタイヤを冷やしながらの走行となった。
ラップを重ねるごとにタイムが短縮されていく中、途中ウエットタイヤの中でも溝や構造が異なるものに変更してくるチームも。終盤までトップを守り続けたのはEPSON HSV-010の道上龍となり、それにカルソニックIMPUL GT-Rの松田次生、RAYBRIG HSV-010の伊沢拓也、S Road MOLA GT-Rの柳田らが続いていく。
しかし、チェッカー周に柳田がスパート! 道上のタイムを0.044秒上回りトップへ。そのまま柳田のタイムを上回るドライバーは現れず、僚友ロニー・クインタレッリに続きS Road MOLA GT-Rがダブルポールを獲得することとなった。
2番手には道上、3番手にはADVAN KONDO GT-Rの安田裕信、4番手にはRAYBRIG HSV-010の伊沢という結果に。SC430勢の最上位は5番手につけたWedsSport ADVAN SC430の荒聖治という結果となった。