IRL第11戦エドモントン：ペンスキーが予選1-2-3、パワーがPP獲得

　IRL第11戦の予選がエドモントンの空港特設コースで行われ、ウィル・パワーがポールポジションを獲得。2、3番手にライアン・ブリスコー、エリオ・カストロネベスと続き、チームペンスキーがトップ3グリッドを独占した。武藤英紀（AGR）は12番手から翌日の決勝をスタートすることになる。

　パワーはスポット参戦ながら、予選最終セッションでチームメイトらを逆転、今季2度目のポールとなった。「今回の予選はタフだった。体力的にきつい」とパワー。「つかれてる状態でのアタックだったけどいい結果が出た。スタートポジションは重要だけど、レースでは何が起るかわからない。明日の決勝ではポジションをうまく活用して勝ちたい」とチャンスを最大限に活かしたい様子。
　ペンスキー軍団に続く4番手にはスコット・ディクソン（ターゲット・チップガナッシ）。3列目5番グリッドにはディクソンのチームメイト、ダリオ・フランキッティ、6番手にはグラハム・レイホール（NHR）というトップ6となった。

　カナダ人ドライバーのポール・トレイシーは9番手。依然、苦戦気味の旧チャンプカーのスタードライバーだが、「マシンには満足している。第1ラウンドで自己ベストをマークしたのだけど、その後のトラックコンディションの変化でオーバーステア気味となってしまった。マシンには何も手を付けていなかったから、コースの変化だと思う。6〜9位の間は激戦だった。わずか0.1秒で『ファスト6』の最終セッションに進めなかったのだから、残念だ。でも明日はいいレースができると思う」と前戦トロントからマシンの進歩には納得のようだ。
　金曜日のプラクティスでクラッシュしたダニカ・パトリック（AGR）とダン・ウェルドン（パンサー）はそれぞれ20、22番手というポジションとなっている。

IRL第11戦エドモントン 予選結果
1. Will Power　Penske　1m 01.0133s　116.414mph
2. Ryan Briscoe　Penske　1m 01.1232s　116.205mph
3. Helio Castroneves　Penske　1m 01.2033s　116.053mph
4. Scott Dixon　Ganassi　1m 01.2046s　116.050mph
5. Graham Rahal　NHLR　1m 01.6952s　115.127mph
6. Dario Franchitti　Ganassi　1m 01.8344s　114.868mph
7. Mario Moraes　KVRT　1m 01.5337s　115.429mph
8. Raphael Matos　Luczo Dragon　1m 01.5685s　115.364mph
9. Paul Tracy　KVRT　1m 01.6768s　115.162mph
10. Robert Doornbos　NHLR　1m 01.6844s　115.147mph
11. Mike Conway　Dreyer & Reinbold　1m 01.9064s　114.735mph
12. Hideki Mutoh　AGR　1m 02.1678s　114.252mph
13. Tony Kanaan　AGR　1m 02.2723s　114.060mph
14. EJ Viso　HVM　1m 02.4240s　113.783mph
15. Justin Wilson　Dale Coyne　1m 02.4009s　113.825mph
16. Tomas Scheckter　Dreyer & Reinbold　1m 02.4280s　113.776mph
17. Alex Tagliani　Conquest　1m 02.6459s　113.380mph
18. Marco Andretti　AGR　1m 02.5059s　113.634mph
19. Richard Antinucci　3G　1m 02.8364s　113.036mph
20. Danica Patrick　AGR　1m 02.5184s　113.611mph
21. Ryan Hunter-Reay　Foyt　1m 02.9996s　112.744mph
22. Dan Wheldon　Panther　1m 02.8369s　113.035mph
23. Ed Carpenter　Vision　1m 03.4342s　111.971mph

Line-up determined by three-round knock-out qualifying session, culminating in Firestone Fast Six