今季ル・マン24時間のLMP2クラスに2台体制で参戦、アジアン・ル・マン岡山でも優勝を飾ったOAKレーシングが、ペスカローロ・スポールのシャシー、ボディワーク、スペアパーツの製造部門を買収したと発表した。
ジャック・ニコレ率いるOAKレーシングは、かつてはソルニエ・レーシングとして活躍したチームが名を変えたチーム。今季もペスカローロシャシーを使用、マツダエンジンを搭載し“チーム・マツダ・フランス”としての活動も担ってきた。
9日、OAKレーシングが発表した内容によると、OAKレーシングはペスカローロ・スポール(ソラ・グループ)と商業面も含めてシャシー、ボディワーク、スペアパーツの製造開発部門を買収することで合意。今後、ペスカローロLMP1カー、LMP2カーの開発をペスカローロ・スポールのエンジニアリング部門と共同で進めていくという。
すでに2010年レギュレーションに適合したシャシーの開発がスタートしており、1月には風洞テストが開始されるという。
「この合意により、我々はすべての既存シャシーの開発を続けることができ、よりパフォーマンスを追求することができる」とOAKレーシング代表のニコレ。
「我々はこのマシン製作を通じてブランド、そしてスピリットと強い関係にあり、絶対にこれを続けたいと思っている。これはOAKレーシングにとって新しい挑戦だ。これまで我々がみせてきた効率的な活動と同様に、ペスカローロ・スポールのデザイン部門とともにこの挑戦に向かう。ペスカローロは毎シーズン素晴らしい成績を残す良いマシンだ。我々の前には素晴らしい将来が開けていると思う」
