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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.07.30 00:00
更新日: 2018.02.16 03:50

SGT第4戦:荒天のフリー走行はミシュラン勢が快走


 スーパーGT第4戦スポーツランドSUGOは30日、予選日を迎え朝のフリー走行が行われた。雨模様となったセッションはS Road MOLA GT-Rがトップタイムをマーク。2番手にDENSO SARD SC430が続き、ミシュランタイヤ装着勢が上位を占めた。

 お隣の新潟県、福島県の豪雨被害が心配される中、宮城県スポーツランドSUGOで迎えたスーパーGT第4戦の予選日。サーキットは朝から雨で、小雨が降り続ける状況。コースは完全にウエットで、各マシンはクラッシュを警戒しながら、慎重にフリー走行をスタートさせた。

 ウエット路面ということもあり、タイヤが非常に重要なファクターとなるが、序盤から好調なタイムをマークしてきたのはミシュランタイヤ装着勢。DENSO SARD SC430、S Road MOLA GT-Rの2台だけが1分27秒台というタイムをマークし、タイムシートの上位を占める。次いでダンロップ装着のEPSON HSV-010が3番手に続き、ヨコハマ装着のADVAN KONDO GT-R、WedsSport ADVAN SC430が続く。ブリヂストン装着車はウイダーHSV-010の6番手が序盤のベストだ。

 セッション開始から30分を過ぎたあたりから、少しずつ雨量が増え始め3コーナーからシケインに至るあたりでコースアウトしたり姿勢を乱したりするマシンが続出。この強めの雨は開始40分ごろには止むが、逆に霧も出始めかなり視界が悪くなっている。

 開始から1時間を過ぎたあたりから少しずつコース上の水量が減ってきたため、各車ペースアップ。浅溝タイヤを装着するマシンも増え始めたが、セッション終了まで20分近くと言うところでRUNNUP SPORTS CORVETTEが最終コーナーで、さらにNetMove TAISAN FerrariがSPコーナーで相次いでコースオフ、クラッシュ。RUNNUP SPORTS CORVETTEはガードレールにヒットしてストップしてしまったため、車両回収のため赤旗が提示された。

 セッションは再開後、多くのマシンがコースインしたが、目覚ましいタイムアップを果たすマシンはなく、そのままチェッカー。結局トップはS Road MOLA GT-R、2番手にDENSO SARD SC430とミシュランタイヤ装着勢が3番手以下に1秒近い差をつけ上位独占。3番手にEPSON HSV-010、4番手にウイダーHSV-010、5番手にWedsSport ADVAN SC430という結果となった。

 GT300クラスは、500クラス同様多数派であるヨコハマ勢に対して他のタイヤを装着したマシンが序盤は上位を占めていたが、結局最終的にトップはブリヂストン装着のARTA Garaiya、2番手にCOROLLA Axio apr GT、3番手にJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458、以下R&D SPORT LEGACY B4、#88 JLOCランボルギーニRG-3というトップ5となった。

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