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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.06.28 00:00
更新日: 2018.02.16 09:53

TEAM ART TASTE、今季残りシーズンの参戦を中止


 スーパーGT300クラスに参戦していたTEAM ART TASTEは27日、スーパーGTの2012年シーズンの参戦を中止すると明らかにした。

 スーパー耐久やポルシェカレラカップで実績を積んできたTEAM ART TASTEは、2011年途中からスーパーGTに参戦。ポルシェからのバックアップもあり、ファクトリードライバーのティム・ベルグマイスターを起用し初年度は清水康弘/ベルグマイスターのコンビで参戦していた。

 今季は新たに土屋武士を起用し、開幕戦岡山から優勝を狙える速さをみせていたTEAM ART TASTE。第2戦富士では第3ドライバーとしてティムの弟で、ポルシェワークスドライバーのヨルグ・ベルグマイスターを起用しトップを快走していたが、ストレートで発生した大クラッシュにより、ティムが負傷していた。

 ティムは肋骨骨折により入院、現在はドイツに戻り順調に療養に努めているという。しかし、このクラッシュによりチームでは第3戦セパンへの参戦を取り止め。その後の活動については後日発表するとされていた。

 しかし、27日明らかにされたチームリリースによれば、「この様な深刻な事態に至りましたことで、TEAM ART TASTEのスーパーGT参戦にご協力頂きましたスポンサー様、関係各社の皆様には、甚大なご迷惑をお掛け致しました。この責任を重く受け止め、改めて今後のレース活動について熟慮した結果、参戦の中止を決定する事と致しました」とし、2012年のスーパーGT参戦を中止するとした。

 プロフェッショナルなピットの雰囲気、そして土屋とベルグマイスター、さらにポルシェ911GT3Rと、今季“勝てる”ポテンシャルを示していただけに非常に残念な決定となってしまったが、早期の復帰を願いたいところだ。