スーパーGT第2戦富士の決勝レース中、メインストレートで突如姿勢を乱しピットロード出口のガードレールにクラッシュしたART TASTE PORSCHEのティム・ベルグマイスターだが、搬送された病院で容態は安定しているという。
ART TASTE PORSCHEは、スーパーGT第2戦富士でGT300クラス2番手を走っていた59周目のストレートで突如姿勢を乱し、ハイスピードでピットロード出口側のガードレールにクラッシュした。
マシンは運転席側からガードレールにヒット。ドアが吹き飛ばされるほどの衝撃となり、スーパーGTのレスキューオペレーションを務めるFROがただちに駆けつけ、救急処置が施された上で、ベルグマイスターはドクターヘリで神奈川県内の病院に搬送された。
チームのホームページによれば、ベルグマイスターは病院内の集中治療室で医師団より効果的な加療を受けているという。今回スポット参戦という形でART TASTE PORSCHEをドライブした弟のヨルグ・ベルグマイスターのFacebook、またチームの談話によれば、ティム・ベルグマイスターは危険な状態は脱し容態は安定。クラッシュでの肋骨骨折により左肺に損傷があり、良好な状態である右肺の状況をみながら治療を受けているという。
幸い頭部外傷や脊髄への損傷はなく命にも別状はないが、今後2週間ほど入院する必要があるようだ。ヨルグ、そしてティムのFacebookには世界中のファンから快癒を願うメッセージが寄せられており、ヨルグも「彼のために祈っていてください。すべてのメッセージに感謝しています」と綴っている。
レース後、他のスーパーGTドライバーからもベルグマイスターを案じる声が寄せられ、多くのスーパーGTファンからも無事を願う声がFacebookやTwitterで寄せられた。今はティム・ベルグマイスターの快方を願うばかりだ。