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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2015.09.30 00:00
更新日: 2018.02.17 10:43

WRCプロモーター、来季14戦を提示。チームは激怒


 世界ラリー選手権(WRC)のプロモーターは、中国を含む全14戦で構成される2016年カレンダーを世界モータースポーツ評議会(WMSC)に提出した。しかし、WRCに参戦するマニュファクチャラーはこれ以上の大会数増加を望んでおらず、今回のスケジュールに怒りを露わにしている。

 シトロエンCEOのリンダ・ジャクソンは、大会数が増えた場合、予算の関係でWRCから撤退せざるを得ないと以前から述べている。加えて、シトロエンは2017年シーズンにWRCか世界ツーリングカー選手権(WTCC)のどちらかでワークス活動を終了する予定であることも明らかにしていた。

 英AUTOSPORT.comに対し、あるマニュファクチャラーの関係者は「クレイジーな案だ」とコメントしている。

「どうして、こんなスケジュール案に賛成すると思ったのだろう? 彼らは急に予算が湧いて出てくると思っているのだろうか?」

「申し訳ないが、話し合いのテーブルに着く気にもなれないね」

「もし全14戦のスケジュール案が承認されたら、参戦継続は不可能だ。ほかのどのマニュファクチャラーも同じ答えをすると思うよ。14戦は不可能だとね!」

 一方で、FIA会長のジャン・トッドは今月上旬に、「もちろんマニュファクチャラーの意見は尊重する。しかし、最終的なラウンド数を決める権限はFIAにある」との見解を示している。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています