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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.12.08 00:00
更新日: 2018.02.23 17:15

WTCC元王者プリオール、13年共にしたBMWから離脱


 2005年から2007年に3年連続で世界ツーリングカー選手権(WTCC)の王者に輝いたアンディ・プリオールは、13年共に戦ってきたBMWからの離脱を明らかにした。

 2003年にBMWと契約し、ヨーロッパツーリングカー選手権に参戦を開始したプリオールは、2004年に早くもタイトルを獲得。翌年に誕生したWTCCの初代チャンピオンに輝くと、2006、2007年と3年連続でチャンピオンとして君臨。

 2010年までWTCCに参戦を続け、2011年からはスポーツカーのGTEクラスに転向。セブリング24時間でクラス優勝を挙げ、ル・マン24時間でもクラス3位を獲得した。

 その後、BMWと共にDTMやUSCCにも参戦していたプリオールだが、2016年はBMWから離れることを決断したようだ。

 BMWモータースポーツディレクターのイェンス・マルカルトは、プリオールの離脱は「新しい挑戦への欲望」であり2016年の1月に彼の計画が発表されると語る。

「BMWのためにしてくれたすべてに対し、アンディに感謝をしている。彼の名前と素晴らしい成功の数々は、BMWのモータースポーツ史の一部としていつまでも残るだろう。何年間も共にしてきたが、我々から離れる彼の決断をサポートしている。我々は自分たちのドライバーが新しい挑戦をしようとしている邪魔はしたくないんだ」とマルカルト。

 プリオールはBMWに対し、「BMWのおかげで、長年渡って最高のレーシングカーをドライブでき、世界のあらゆるところで表彰谷に立つことができて十分に幸運だった。しかしながら、離れなければならないときがあり、僕にとって今がその時なんだ。ひとつの会社ではなく、家族にさようならを言いたい」とコメント。

 BMWを離脱したプリオールは、世界耐久選手権のGTEクラスにフォードから参戦すると噂されている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています