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投稿日: 2013.09.22 00:00
更新日: 2018.02.23 14:40

WTCC鈴鹿:ホンダのミケリスが今季初V。伊沢12位


 WTCC世界ツーリングカー選手権第10ラウンドは22日、鈴鹿サーキットで決勝のレース1が行われ、ゼングー・モータースポーツのノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)がポール・トゥ・ウインで今季初優勝を挙げた。ホンダの伊沢拓也は12位だった。

 鈴鹿の東コース(1周2.243km)を舞台に行われるWTCC日本ラウンドは、日曜日の14時半からローリングスタートによる26周の決勝レース1が行われた。注目は、ポールスタートとなるノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)が上位5番手までを占めたシボレー勢の追い上げをかわせるのか。また、6、8番手スタートのホンダワークス2台と15番手からのスタートとなる伊沢拓也がどんな追い上げを見せるのかに期待がかかった。

 ミケリスが隊列を率いてレースの火ぶたが切られると、トップ2はポジションを守って1コーナーを抜けるが、後続では好スタートを決めたシビックWTCCのティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)が3番手に浮上してトップ争いに加わったかに見えた。だが、モンテイロはダンロップ先のショートカットコーナーでアウトにふくらんでしまい8番手に後退してしまう。
 もう一台のワークスシビックを駆るガブリエル・タルキーニも(ホンダ・シビックWTCC)スタートで5番手に浮上したが、序盤は不安定な挙動に悩まされ後続の渋滞を引き起こすかたちで上位争いからは大きく後退してしまう。

 そんななか、トップを快走するシビックWTCCのミケリスは周回毎に後続を引き離していき、11周目には2番手との差を3秒以上に広げると、終盤には4秒以上ものリードを築く圧倒的な速さを見せる。ミケリスは最後まで危なげない走りを披露すると、最後は4.8秒という大差をつけてポール・トゥ・ウイン! 通算3勝目、今シーズン初優勝をホンダのホームコース、鈴鹿で挙げてみせた。

 2位は、終始2番手をキープし、終盤イバン・ミュラー(シボレー・クルーズ)の猛追を退けたアレックス・マクドウェル(シボレー・クルーズ)がポジションを守ってフィニッシュ。一方、2位の座を奪うことはできなかったミューラーだったが表彰台圏内の3位でフィニッシュし、2013年のワールドチャンピオンを決めている。

 ホンダワークスの2台は、モンテイロがレース終盤にペペ・オリオラ(シボレー・クルーズ)との激しい攻防でショートカットコーナーのイン側に置かれていたタイヤウォールに右フロントを激しく打ちつけクラッシュ。大きなダメージを負った彼のマシンはガレージインしてリタイアを決めたが、15分のリペアタイム後に控えるレース2への出走が心配される。また、タルキーニも同じく終盤に左フロントタイヤのスローパンクチャーに見舞われ大きく後退。モンテイロとともにリタイアに終わった。

 ホンダ・レーシング・チームJASから参戦。15番手からスタートした伊沢拓也は、序盤に16番手にポジションを落としたが、終盤に挽回をみせて12位で最初のレースをフィニッシュ。他の日本人ドライバーでは、谷口行規(BMW 320 TC)が17位、吉本大樹(シボレー・クルーズ)が18位、加納政樹(BMW 320 TC)19位となっている。


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