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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.06.16 00:00
更新日: 2018.02.17 00:46

ZEOD RC、リタイアの原因は“従来のパーツ”


 ニッサン/ニスモが今年のル・マン24時間に特別枠から投入したニッサンZEOD RC。決勝レースでは序盤ストップしリタイアすることとなったが、その原因は電力駆動などの新技術ではなく、ギアボックスにあったのだという。

 環境技術を志向したマシンのための特別枠“ガレージ#56”からル・マンに参戦したZEOD RCは、マシンに搭載された電力駆動と1.5リッター3気筒直噴ターボエンジンの駆動を切り替えることが可能。EVモードで走行した後、エンジン駆動に切り替え回生を行い蓄電、再びEVモードで走ることができ、サルト・サーキットの1周を電力のみで走ることなどを目標としていた。

 予選2日目には、目標のひとつであった電力駆動のみでの時速300kmを達成。また、決勝日朝のウォームアップ走行では、電力のみでのサルト1周も達成していた。この時のタイムは4分22秒だったということが、ZEOD RCはさらなるタイムアップも目指して決勝に臨んでいた。

 ところが、決勝ではスタートから6周目にアルナージュの先でストップ。再始動することができず、リタイアすることになってしまった。ニッサンのグローバル・モータースポーツダイレクターを務めるダレン・コックスによると、原因はギヤボックスのトラブルだったのだという。