WRC世界ラリー選手権第4戦ツール・ド・コルスは4月7日、SS1~4が行われ、クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)がSS3を除く3つのステージでトップタイムをマーク。総合首位に立った。
■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC):デイ1総合2番手
「今日は最大限トライした。ドライビングに満足しているけど、まだ少しパフォーマンスが足りていないね」
「ステージごとに色々なことを試していると、次第にマシンのフィーリングが良くなっていったんだ。まだ完璧ではないけど、改善するためのアイデアはあるからスピードアップが望めるはずだ」
「明日もプッシュし続けて、ベストを尽くすよ。(トップとは)たった10秒差で、まだ距離も沢山ある。もちろん、僕らが10秒のアドバンテージを持てていたら、さらによかったのだけどね」
「だけど、現時点では僕らが後ろだから、プッシュしてプレッシャーを掛け続けなくちゃいけないんだ」
●オット・タナク:(フォード・フィエスタWRC):デイ1総合37番手
「ロングコーナーに予想していたより少しだけ多く砂利が出ていたんだ」
「アンダーステアにの症状に対処しながらドライブしていた。危ない場面を何度か避けてきたのに、最後にミスを犯してしまった。
「幸いクルマには、ほとんどダメージがなかった。しかし、急な岸壁にはまりこんでしまい、脱出することができなかったんだ」
「クルマのフィーリングはよかったから悔しいよ。僕は毎年このラリーで苦労していたけど、今年は本当に楽しんでいたのに…」
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC):デイ1総合18番手
「SS2本目の早い段階で油圧システムにトラブルがおきてしまい、1日の大半を問題の解決とマネージメントに費やしてしまった」
「ツール・ド・コルスは僕らにとってシーズン中でもっとも自信のあるイベントのひとつだったから当然、フラストレーションが溜まっている」
「トラブルは残念だけど、ここから学ぶこともたくさんある。目的のために残りのラリーを戦い続けるよ」
■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC):デイ1総合3番手
「マシンにいくつか改善することがあったけれど、午前中のステージから比較的よかったと思う」
「いくつかのコーナーでアンダーステアになってしまい、少し自信が持てなかったんだ」
「ランチタイムを使ってフロントのグリップを改善するために車高を調整した。ターンインのパフォーマンスが良くなるようにね」
「午後の走行では、前とのギャップを縮めるためにプッシュしたけど、前2台との差は大きかった」
「3位は今の僕たちの限界だと思う。ミークとオジエとのギャップを縮めるためにも、夜の間に何が改善できるか検討しなければならない」
「それにしても、今日のふたりはとても速かったね」
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC):デイ1総合7番手
「午前のSS1は、ぬかるみが何個もあって理想的な走りができたとはいえない。とてもトリッキーだったよ」
「SS2はましだったけど、いいタイムは出せなかった」
「昼休みはタイヤフィッティングゾーンだけで、あまりできることがなく、午後のステージに力を入れることにした」
「SS3の前半は良かったけど、その後はリヤのコントロールを最後まで失ったままで、少し時間を取られた。ここでは一度リヤのコントロールを失うと、なすすべがなくなるんだ」
「最後のSS4は満足できたけど、僕たちはもっと良い仕事ができるはずだ」
「ギャップは大きいけれど、残りのステージで逆転できるように今晩はチームと一緒に作業をするつもりだよ」
●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC):デイ1総合5番手
「今日は比較的トラブルのない日だったけれど、ライバルたちと比べるとスピードとパフォーマンスが少し足りなかった」
「何がいけなかったのか、正確に指摘するのは難しいね。マシンは速いと感じていたし、ドライビングも快適だったんだ」
「少しでもペースが上がるように、いくつかのことを試したし、ドライビングスタイルも適応させようとしたけれど、大きな変化はなかった」
「今晩はチームと話し合わなければならない。他にも試せることがあると思うからね」