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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.07.03 11:28
更新日: 2017.07.03 11:29

WRCポーランド:優勝争いはタナクのクラッシュで幕切れ。ヌービルが今季3勝目

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ラリー/WRC | WRCポーランド:優勝争いはタナクのクラッシュで幕切れ。ヌービルが今季3勝目

 WRC世界ラリー選手権は7月2日、第8戦ポーランドのSS20~23が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が2017年シーズン3勝目を挙げた。

 ヌービルとオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)による総合優勝争いは、前日のSS19終了時点で3.1秒差まで接近していた。

 ふたりによる優勝争いは、競技最終日オープニングのSS20でタナクが1.8秒差で総合首位を奪うなど、近年のWRCではまれに見る接戦となる。

木に衝突したオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)
木に衝突したオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)

 しかし、続く18.68kmのSS21でタナクがコース脇の木に衝突。マシンの左フロントを大破させてリタイアとなり、優勝争いはここで幕切れとなった。

 タナクは「森の中の、路面が泥状になり滑りやすい場所でのクラッシュだった」と当時の状況を振り返る。

「あそこまでひどいコンディションだとは思っていなかった。マシンのリヤが斜面にぶつかり、その反動でハイスピードのままフロントから木にぶつかったんだ」

タナクはマシンへのダメージが大きく、リタイアを余儀なくされた
タナクはマシンへのダメージが大きく、リタイアを余儀なくされた

「プッシュしすぎたかって? 勝つためには文字通り全力でプッシュする必要があったんだよ」

 タナクのクラッシュで総合2番手にはヌービルのチームメイト、ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)が浮上する。

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)
ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)

 トップを走るヌービルと2番手パッドンとは1分以上のギャップがあり、ヌービルは危なげない走りでSS22~23を完走。最終的に1分23.9秒までリードを広げて今季3勝目を飾った。

「オット(・タナク)は最後まで諦めない姿勢で素晴らしいラリーをしていた」とヌービル。

「彼がクラッシュしてしまったことは残念に思うし、それまでの走りは素晴らしいものだった。強敵であることが改めて証明されたと思う」

 総合2位はパッドンが獲得し、ヒュンダイ勢がワン・ツーを達成。総合3位にはセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)が続いた。

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