WorldRX世界ラリークロス選手権の第8戦がフランス・ブルターニュ地方にある名門トラック、ロエアックを舞台に開催され、フォルクスワーゲン・スウェーデンの支援でワークス参戦するPSRXのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI RXスーパーカー)が、WorldRXの新記録となる4連勝を飾った。
4セッションの予選ヒートすべてで3番手以内を記録し、2度のトップタイムを刻んだクリストファーソンは、その勢いのままチームメイトでありPSRX代表を務めるペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI RXスーパーカー)を破りセミファイナル1を制覇。
ファイナルでも圧巻の走りをみせ、2位のセバスチャン・ローブ(プジョー・208WRXスーパーカー)を3秒差で下し、歴史的な4連勝のニューレコードを樹立。さらに、今シーズンを通じて8度目の表彰台となり、こちらも新記録というメモリアルな1戦となった。
「本当に素晴らしい内容だ。マシンにはとても自信があったし、これはチームみんなのハードワークのおかげだ」と、今季5勝目の喜びを語った28歳のクリストファーソン。
「天候が不安定だったけど、それも僕らに味方してくれた。ペター(・ソルベルグ)のような経験豊富なチームメイトがいてくれることもアドバンテージになっていて、つねに彼が重要なインフォメーションをもたらしてくれた」
「もちろん、2台のマシンでつねにプッシュして情報共有できたからこその結果だけど、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのチームワークは、お金では買えないものだ。チームスタンディングでは112ポイントで首位に立っているけど、引き続き懸命に努力してドライバーの勝利も重ねられるとうれしいね」