一方、予選ヒートの序盤2セッションで首位となり週末をリードするかに見えたローブは、「もちろん勝つことを望んだが、それでも素晴らしい週末だった」と振り返った。
「今回はフォルクスワーゲン勢と互角に戦えていたし、表彰台で終われるだろうことは確実だった。ヨハン(・クリストファーソン)は決勝でとても速かったけど、トリッキーなコンディションのなかで自分としても最善のドライブができた」
「僕と(チームメイトの)ティミー(・ハンセン)は今週末、間違いなく優勝争いができていたので、次のラトビアでは勝利を狙いたい。もちろん、ヨハンの言うようにチームメイトとデータを共有してお互いに高め合えるとなお良いね」
そして続く3位表彰台に上がったのは、ドイツ・ホッケンハイム戦以来となる久しぶりのポディウムとなった2016年王者のマティアス・エクストローム(アウディS1 EKS RXクワトロ)。
「トップ3に戻れたのは喜ばしいことだ。この素晴らしい成果を挙げることのできるチームを、ふたたび喜ばせることができた」
「僕は(次戦ラトビアの)リガと(第11戦となる地元ドイツの)ブクステフーデを楽しみにしている。僕らは最近、両方のトラックでテストを行ったけど、上手くいけばふたたびトップに近づくことができると思う。コンパクトなマシンはラリークロスでとても重要で、次は予選ヒートから先頭を走って、セミファイナルに向けてポールを獲ることができればうれしいね」
そのほか、ファイナルではフーニガン・レーシング・ディビジョンのアンドレアス・バッケルド(フォード・フォーカスRS RXスーパーカー)が4位、右フロントタイヤのパンクに見舞われたペターが5位、セミファイナル2を首位通過し、フロントロウに並んでいたティミー・ハンセンは、4周目にギヤボックストラブルに見舞われ6位に終わっている。
この週末の結果により、ドライバーズランキングで2位ソルベルグに46ポイント差としたクリストファーソン。次戦第10戦は、東欧ラトビア・リガのダウンタウン中心部にあるビエルニエキ・国際スポーツベースの公園内を舞台に開催される。

