5月10日、ポルトガルで開催された2026年WRC世界ラリー選手権第6戦『ラリー・ポルトガル』の競技最終日となるデイ4が行われ、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が大逆転で今季初優勝を飾った。
マニュファクチャラーズ選手権においては、ヌービルの優勝によりヒョンデが大量ポイントを獲得し、今季開幕から続いていたトヨタの連勝記録をストップさせた。しかしトヨタ勢も、オリバー・ソルベルグとエルフィン・エバンス(ともにトヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2位および3位に入りダブルポディウム(表彰台)を獲得。ソルベルグはスーパーサンデーでもトップとなり、エバンスも各所で手堅くポイントを稼いだことでダメージを最小限に抑え、首位の座を堅守している。
ドライバーズ選手権では、前戦終了時点でポイントリーダーに立っていたエバンスが今大会でも着実にポイントを積み重ね、トップの座をキープした。一方、前戦で無念のリタイアを喫してランキング4位に後退していたソルベルグは、総合2位フィニッシュとスーパーサンデー最速という今大会の大活躍により大量得点を獲得し、ふたたびタイトル争いの中心へと猛追を見せている。
前戦までランキング2位につけていた日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、極めて過酷なマディ・コンディションを耐え抜き総合5位で完走し、上位争いに食らいついている。さらに、今大会の劇的な大逆転で今季初勝利を挙げたヌービルも一気にポイントを加算し、トヨタ勢が上位を占めるランキングの牙城を崩すべく勢いづいている。
ヒョンデの逆襲により、中盤戦のタイトル争いがさらに激しさを増すなか、WRC第6戦ラリー・ポルトガル後の各選手権ランキングは以下のとおりだ。
