フォルクスワーゲン・モータースポーツが、2018年下期の投入を目指して開発中のフォルクスワーゲン・ポロGTI R5の初テストを行った。
このポロGTI R5は、ラリー競技でカスタマーチームから支持を得ているR5規定に沿ったラリーカー。フォルクスワーゲンにとってはゴルフGTI TCRに続く2台目のカスタマー向け車両となる。
同社は、ポロGTI R5初の走行テストをフランス・フォンジョンクーズで2日間に渡って実施。テストドライバーのディーター・デッピングと2017年のWRC2クラスチャンピオンであるポンタス・ティデマンドのふたりがステアリングを握った。
テスト初日は3.85kmのターマック(舗装路)で行われ、気温10度前後のドライコンディション下で走行。チームはブレーキやエンジン、クーリングシステムのチェックを行っている。
2日目はグラベルに舞台を移して走行を続け、シャシーやダンパー、サスペンションなどの耐久チェックに重点が置かれた。
なお、今回のテストが行われたフランス・フォンジョンクーズは、フォルクスワーゲンがWRC世界ラリー選手権で4連覇を達成し、黄金時代を築いたフォルクスワーゲン・ポロR WRCの開発テストが行われた場所だ。
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