2019年のWRC世界ラリー選手権第4戦ツール・ド・コルスは3月31日、SS7〜12で争われる競技2日目が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位に浮上した。前日、総合2番手だったオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)は総合6番手までポジションを落としている。
■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合6番手
「クルマのフィーリングは良く、ミスなく良いリズムで走ることができていたから、途中までは順調だった。SS11で何が起きたのか、いまだ理解できていないが、とても残念だ」
「チームの素晴らしい仕事のおかげで今週末クルマの仕上がりは非常に素晴らしく、僕も全力で戦っていた。このラリーは我々にとってもっとも難しいラリーのひとつだと思っていたから、本当に一生懸命準備をして臨んだんだ」
「それだけに、この結果は簡単には受け入れられない。明日はポイントを獲得できる可能性があるし、ここまでとても良い走りができているから、最後まで諦めずチャンスを掴みたい」
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合10番手
「今日は自分自身のドライビングがあまり良くなく、困難な1日だった。今朝は速さが十分ではなかったが、午後はプッシュして走ろうとした」
「しかし、SS11でタイヤの空気が抜けてしまい、タイヤを交換しなくてはならなかったんだ。右コーナーで道路の端に開いていた穴に落ちるミスをしてしまった」
「明日の最終日は良いドライビングをできるように頑張ることで、最終ステージに向けて勢いがつくと思う」
●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合9番手
「今日は、特に午後のステージでは走りを楽しむことができた。今朝は出走順が1番手だったため、路面にタイヤのラバーが付着していない状態で走り、とても滑りやすく感じたよ」
「きっと、理想的な出走順ではなかったと思う。日中のサービスでセッティングを少し変更したところ、クルマはとても良くなった」
「上位の選手が激しい優勝争いをするなか、良いリズムで走ることができ、ベストタイムを記録し速さを見せられたのは良いことだ」
「クルマの速さを優勝争いにつなげられなかった自分に依然腹立しさを感じるけど、明日のパワーステージに照準を合わせ、自分の力を試したい」