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投稿日: 2019.05.14 10:34

ヨーロッパ・ラリー選手権第2戦:ジュニアクラスから参戦の若手が初優勝。王者は2戦連続の不運


ラリー/WRC | ヨーロッパ・ラリー選手権第2戦:ジュニアクラスから参戦の若手が初優勝。王者は2戦連続の不運

 若手有望株がWRC世界ラリー選手権昇格を目指して多数参戦するERCヨーロッパ・ラリー選手権の第2戦ラリー・イソラス・カナリアスが5月3〜4日に開催され、王者アレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3 R5)とのバトルを制した、ERC1登録のぺぺ・ロペス(シトロエンC3 R5)が総合首位でラリーを制し、うれしいERC初優勝を飾った。

 北大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島で最大の面積を誇る島、グランカナリア島のワインディングロードを舞台に争われるラリー・イソラス・カナリアスは、ERCを代表する名物イベント。

 2019年大会は、デイ1から”ロシアン・ロケット”の異名を取るカナリア3連勝中の2018年王者ルキヤナクと、2018年までのERCジュニアU28からERC1へと名称を変えたクラスで参戦登録する新鋭とのバトルで幕を開けた。

 SS1、SS2と先手を取ったのは、元プジョー・ジュニア・アカデミー出身のロペスで、2019年はファクトリーバックアップを受けるシトロエン・ラリー・チームのC3 R5をドライブしてラリーリーダーに躍り出ると、今季からセインテロックに移籍して同じくC3 R5にスイッチした王者も底力を見せ、続く24.1kmのラリー最長ステージでのベストでわずか4.7秒差ながら首位を奪還。

 しかしデイ1最終となった、島北部ラス・パルマスでの2.9km最終スーパーSSでは、この短い競技区間でロペスがふたたび強烈なスピードをみせ、ルキヤナクとのギャップを2.5秒も削り取り、わずか3.8秒差の総合2番手で初日を終える印象的な活躍を演じた。

「依然としてロペスはかなり近い位置にいるが、彼は本当にクレイジーな速さだ。とても良い仕事をしている」と、王者ルキヤナクもERC1登録のヤングスターを称賛する。

「その他のドライバーたちとは少しマージンが築けた。でも、今日は最初のSSのあとに『我々はさらにプッシュする必要がある』と感じたんだ。昨年はプレッシャーのなかでも冷静さを維持できて、秒差をコントロールしたり詰めたりするのがもっと簡単だった」

「でも今年はなぜだか分からないが、昨季より苦労しているし、我々よりも速いドライバーがいる。(フォード・フィエスタR5からスイッチした)僕たちはまだ新しいマシンとタイヤを学んでいる最中、ということなのかもしれないね」

 一方、チャンピオンと同じC3 R5をドライブするロペスは「もちろん、彼の方がドライバーとしてより経験豊富なことは認めなくてはならない」と謙虚な姿勢を見せた。

「僕たちはファクトリーチームとして同じ道具を使う相手に負けたくないとは思っているけど、今はシトロエン・エスパーニャの目標に集中すべきだ。もちろんERCの総合優勝を狙って戦いたいけど、どうなるかは見てみないとね。ともあれ、僕らのC3 R5の競争力はとてつもなく高いし、シトロエンはそのことを誇りに思うべきだ」とロペス。

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