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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.04.30 14:45
更新日: 2020.04.30 16:52

2021年開幕のエクストリームE、男女1名ずつのドライバー構成やレース中のドライバー交代を発表

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ラリー/WRC | 2021年開幕のエクストリームE、男女1名ずつのドライバー構成やレース中のドライバー交代を発表

 4月30日、2021年からシリーズが開幕する電動オフロードSUVレース『Extreme E(エクストリームE)』は、参戦チームのドライバー構成を男性、女性の1名ずつにするほか、レース中にドライバー交代を実施することを発表した。

 気候変動や環境問題などで被害を受けていたり、影響を受けたりしている世界各地の過酷な環境下で、電気自動車SUVがラリーで競い合うエクストリームE。

 シリーズは2021年からの開幕が予定されているが、今回新たなレギュレーションが発表された。モーターレースの進歩的な一歩を示すもので、男女平等と競技者間の公平な競争を促進するため、男女両方のドライバーがレースに参加することとなった。

 具体的には、エクストリームEに参戦するチームのドライバーは男性と女性のひとりずつで構成され、2周で争われるレースでは、ドライバーとコ・ドライバーとして一緒に戦う。

 それぞれがシリーズで使用される電動SUV『ODYSSEY 21(オデッセイ21)』で1周を走行するが、レースにはドライバー交代が組み込まれることになり、1周目終了時にドライバーとコ・ドライバーが入れ替わる形となる。ドライバーとコ・ドライバー、どちらが先にドライブするかは各チームの戦略に合わせて自由に決定ができるという。

 エクストリームEの創設者兼CEOであるアレハンドロ・アガグは、「これはモーターレースでは初の試みだ。このフォーマットにより、あらゆるドライバーがカレンダー上のすべてのイベントで、平等に争いができる」と語った。

「私たちは“平等”を目指しており、このスポーツフォーマットはその目標を忠実に反映したものだ。誰もが一丸となってレースを行い、ドライバー、チーム、エンジニア、マシンの最も効果的な組み合わせが頂点に立つことになるだろう」

 エクストリームEは2021年1月に、セネガル・ラックローズ近郊でシリーズの幕が開ける。

エクストリームEで使用されるマシン『オデッセイ21』
エクストリームEで使用されるマシン『オデッセイ21』
2021年のシリーズ開幕に向けてテストをする電動SUVマシン『オデッセイ21』
2021年のシリーズ開幕に向けてテストをする電動SUVマシン『オデッセイ21』


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