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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.05.01 11:23

WRC:新型コロナの影響続く。ポルトガルの開催中止が決定、シリーズ再開は7月以降に

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ラリー/WRC | WRC:新型コロナの影響続く。ポルトガルの開催中止が決定、シリーズ再開は7月以降に

 4月30日、WRC世界ラリー選手権は2020年シーズン第5戦ポルトガルの中止を発表した。同ラウンドは5月21~24日に開催が予定されていたが、新型コロナウイルス“パンデミック”の影響を受けて開催を取りやめることとなった。

 日本を含む世界各地で蔓延する新型コロナウイルスの影響で、多くのスポーツイベントが延期や中止に追い込まれるなか、WRCもその例外ではない。シリーズは開幕戦モンテカルロと第2戦スウェーデンを予定どおり開催したものの、第3戦メキシコでは大会期間中に急きょイベントを短縮する事態となっている。

 また、これまでに第4戦アルゼンチン、第6戦イタリアの開催が延期されることも決定済み。この間に挟まれる第5戦ポルトガルも当初は延期となることが発表されていた。
 
 しかし30日、2020年後半のイベント開催を断念する旨が大会の主催者であるACPポルトガル自動車クラブからアナウンスされ、同ラウンドの中止が正式に決定することとなった。

 ACPの声明によれば、ラリー・ポルトガルは10月の代替開催を目指していたという。
 
 しかしながら、パートナーや地元自治体、国家当局、スポンサーらとの協議の結果、WRCを安全に運営するために必要となる人々の健康と安全を確保する条件が揃わず。また、国境や空域を自由に開くことに関する不確実性があるとして、2020年のWRCポルトガル・ラウンドをキャンセルせざるを得なくなったとしている。

 ポルトガル自動車クラブは声明を通じて「この決定をとても残念に思っている」とコメント。

「しかし、これは何千人ものサポーター、チーム、自治体、スポンサー、そしてイベントに関わるすべての人々を念頭に置いた責任ある決定である」

「ACPはすでにWRCポルトガル・ラウンドを来年5月に開催できるよう、2021年のWRCカレンダー復帰をFIAに申請している」


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