レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.01.10 12:40
更新日: 2021.01.10 20:32

ダカールラリー:ハイラックスで参戦のトヨタ、2019王者アル-アティヤが総合2番手で後半戦へ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | ダカールラリー:ハイラックスで参戦のトヨタ、2019王者アル-アティヤが総合2番手で後半戦へ

 サウジアラビアで開催されているダカールラリー2021は1月9日、前日までの前半戦を終え、選手たちにとってはつかの間の休息日となる“レストデー”を迎えた。

 4台のトヨタ・ハイラックスで今大会に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは、ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が総合2番手、ジニール・ドゥビリエ/アレックス・ハロ組も総合9番手につけ、2台がトップ10圏内から後半戦へ臨む。シャミア・バリアワ/デニス・マーフィ組は総合32番手、ルーキーのヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組はリタイアとなっている。
 
 1月3日に開幕したダカールラリーで2年ぶりの総合優勝を目指すアル-アティヤは、初日のステージ1こそ遅れをとったものの、ステージ2~4ではベストタイムをマークしてみせる。
 
 ライバルのステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)との優勝争いはステージ5~6でも続き、前半戦を終えた段階でアル-アティヤはトップと5分53秒差の総合2番手につけている。

「(8日の)ステージ6も難しいステージだった。とはいえ前半戦を総合2位で終えられたことには満足しているよ」と語ったアル-アティヤ。

「今日は2度のパンクに見舞われ、ペースを保つのは簡単ではなかったが、来週の後半戦へ向けて戦略を練り、ダカール勝利へ向け全力で戦い続けるつもりだ」

 チームメイトのドゥビリエは首の痛みを訴えペースダウンを強いられる場面もあったが、ステージ5で今大会初のステージ優勝を飾る力走をみせ、総合9番手で競技6日目までを走破。トップ10圏内でラリーの前半戦を終えた。
 
 バリアワは後方からのスタートのため、前走者たちが巻き上げた砂埃に苦労したほか、エンジンパワーの低下などにも悩まされながらも確実にラリーを進めた。日毎に順位を回復させていった彼はステージ6を16番手でフィニッシュし、総合では32番手につけている。
 
 ルーキーとして初のダカールに挑んだヘンク・ラテガンは、ステージ3でアル-アティヤに次ぐ2番手、ステージ4でも3番手タイムと新人らしからぬ速さをみせ、序盤からトップグループに食らいついていった。

 しかし、総合4番手で迎えたステージ5。ラテガンはスタートから19km地点で走行ラインを外し転倒してしまう。このアクシデントで彼は鎖骨を骨折し、リタイアを余儀なくされている。

ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組(トヨタ・ハイラックス)
ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組(トヨタ・ハイラックス)
シャミア・バリアワ/デニス・マーフィ組(トヨタ・ハイラックス)
シャミア・バリアワ/デニス・マーフィ組(トヨタ・ハイラックス)
ジニール・ドゥビリエ/アレックス・ハロ組(トヨタ・ハイラックス)
ジニール・ドゥビリエ/アレックス・ハロ組(トヨタ・ハイラックス)

■次のページへ:「メカニカルトラブルなどなく走りきってくれたのはうれしいこと」とチーム代表」


関連のニュース