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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.08.25 17:00
更新日: 2021.08.25 16:05

今季RSCピットレポートにも挑戦の“エクストリームE連勝”テイラー「是非、ステアリングも握りたい」

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ラリー/WRC | 今季RSCピットレポートにも挑戦の“エクストリームE連勝”テイラー「是非、ステアリングも握りたい」

 オーストラリア出身のスタードライバーとして、現在は電動ワンメイクSUV選手権『Extreme E(エクストリームE)』にも参戦中のモリー・テイラーは、今季そのドライバー活動と並行して地元が誇る世界的な人気ツーリングカー選手権、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの放送局ピットレポーターにも挑戦している。しかしその業務は「世界選手権でのドライビングと同じぐらい、完全に疲れ切ってしまう(笑)」ほどの重圧だったと語りつつ、将来的にこのV8搭載スーパーカーのステアリングを握り、実戦参加を果たすことを「待ち望んでいる」と語った。

 若干20歳の若さで「WRC世界ラリー選手権で成功するという夢を追い掛けるため」海外に渡り、WRC参戦経験を積み重ねたのちにスバル・チーム・オーストラリアのファクトリードライバーとして凱旋したテイラーは、2016年シーズンにふたつのマイルストーンを達成。国内選手権のARC(オーストラリア・ラリー・チャンピオンシップ)で最年少タイトル獲得記録を更新するとともに、史上初の女性シリーズチャンピオンに輝いた。

 その後、国内で発足したTCRオーストラリア・シリーズにもケリー・レーシングからスバルWRX STI TCRで参戦し、2020年には地元チャンネルセブンが主催するセレブリティ中心のリアリティ番組『SAS Australia』にも出演。過酷な自然環境の中でサバイバル生活を送るファイナリストにもなったテイラーは、2021年RSCシーズンに向け同局プレゼンター陣の一員として自身初挑戦のピットレポーターにも就任し、3月の開幕戦マウントパノラマ500で“ピットレーン・デビュー”も飾っている。

「今年の初めに、こうしてピットレーンからのリポートを担当できたことは、本当に貴重で楽しい瞬間だった」と、シリーズ公式サイトの『Supercars.com』に語った現在33歳のテイラー。

「でもこの仕事をきちんとこなそうと思ったら、まだまだ練習が必要ね。専門家たちは、この業務を実際よりも簡単に見せていることが理解できたわ!」と続けるテイラー。

「インタビュー対象者ではなく、インタビュアーになるというのは本当に大きな学びね。別の視点からトラックにいることを本当に楽しんでいるし、レースに対して第三者的な視点からアクションに参加するのは素晴らしいことだと分かった」

RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの2021年開幕戦マウントパノラマ500では“ピットレーン・デビュー”も飾ったモリー・テイラー
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最大出力400kW(約544PS)を誇る電動SUV『Odyssey 21(オデッセイ21)』を操り、開幕2連勝を挙げている
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「彼女の才能は間違いなく最高の部類で、その走りにはいつも驚かされる」と代表のニコ・ロズベルグ
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