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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.10.29 18:16
更新日: 2021.10.29 18:45

勝田貴元、2022年もWRCフル参戦へ。GRヤリスWRCラリー1で挑む来季を「心待ちにしている」

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ラリー/WRC | 勝田貴元、2022年もWRCフル参戦へ。GRヤリスWRCラリー1で挑む来季を「心待ちにしている」

 TOYOTA GAZOO Racingは10月29日、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加し現在、WRC世界ラリー選手権のトップクラスに参戦中の勝田貴元が、2022年シーズンも引き続き選手権にフル参戦することを発表。勝田は来シーズンからWRCに導入される“ラリー1”規定に基づく新型ハイブリッドラリーカー『GRヤリスWRCラリー1』でトップカテゴリーに挑むことになった。

 先日、第2子の誕生をSNSで明らかにした勝田は、2019年にシリーズトップカテゴリーであるWRCクラスにステップアップして以来、トヨタのWRカー『ヤリスWRC』をドライブし、経験を積むごとに力強い進歩を遂げてきた。

 今季前半戦はそれが顕著に表れた。開幕3戦で連続6位入賞を果たすと、続くポルトガルとサルディニアでは総合4位を記録。さらに第6戦ケニアの“サファリ・ラリー”では自己ベストとなる2位表彰台を獲得し、日本人として27年ぶりにWRC総合表彰台に立つ快挙を成し遂げた。
 
 そんな勝田は来シーズン、TOYOTA GAZOO Racingが新たに立ち上げるサテライトチーム、TOYOTA GAZOO Racing WRT・ネクスト・ジェネレーションから全13戦に出場する。搭乗車両はWRC“ハイブリッド時代”のために用意された新型マシン『トヨタGRヤリスWRCラリー1』だ。

 コドライバーに関しては勝田の成長において重要な役割を果たしてきたダニエル・バリットの退任にともない、今月初旬に行われたラリー・フィンランドからコンビを組むアーロン・ジョンストンがその役目を引き継ぐ。彼らはすでに第10戦フィンランドと第11戦スペインの2戦をともに戦っており、最近行われたリモート取材では勝田はコンビネーションに不安はないと述べている。

 なお、TOYOTA GAZOO Racing WRTのテストドライバーとしてGRヤリスWRCラリー1の開発にも携わっているユホ・ハンニネンは、引き続きWRCチャレンジプログラムのインストラクターとして勝田を指導していくことが明らかにされた。

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