【動画】初日はセバスチャン・オジエ。トヨタがWRCモンテカルロのプレイベントテストを実施

　1月10日、WRC世界ラリー選手権のチャンピオンチームであるTOYOTA GAZOO Racing WRTが、第1戦ラリー・モンテカルロを前にテストを実施した。この模様がチームのSNSで公開されている。

　プレイベントテストの初日に登場したのは、1年前のモンテカルロでセバスチャン・ローブ（Mスポーツ・フォードWRT）と死闘を繰り広げた末、総合2位となったセバスチャン・オジエだ。

　オジエは2022年と同様に、今季もパートタイムでのシリーズ参戦を予定しており3台目のトヨタGRヤリス・ラリー1でいくつかのラリーに出場する。ただし、マシンをシェアするドライバーは前年と異なり、ヒョンデ陣営に移籍したエサペッカ・ラッピからワークス昇格を果たした勝田貴元に替わっている。

　既報のとおり、1月19～22日に行われる2023年シーズン開幕戦のモンテカルロでは、オジエとヴァンサン・ランデのペアが3台目をドライブするため、勝田はマニュファクチャラー登録から外れた4台目のGRヤリス・ラリー1で、伝統のラリー・モンテに挑む予定だ。

　そのモンテカルロの準備のために行われたテストの様子を撮影した投稿では、一部アップデートを受けた2023年仕様のマシンの姿も確認することができる。テスト初日に走行したオジエは、「ラリー・モンテカルロに向けて、重要な走行距離を稼ぐことができたいい一日だった。冬のコンディションを少し逃してしまったけど、今後数日でどうなっていくのかを見るのが楽しみだ」とコメントしている。