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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.02.17 18:26
更新日: 2016.03.11 22:45

DTMドライバーたちがレギュレーション変更を望む

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ル・マン/WEC | DTMドライバーたちがレギュレーション変更を望む

 ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)に参戦するメルセデスのドライバー、ゲイリー・パフェット、ポール・ディ・レスタ、ロバート・ウィッケンスは、DTMのスポーティングレギュレーションの変更を求めている。

 昨年、レースフォーマットを大幅に見直し、週末2レース開催の新たなフォーマットに変更したDTM。今季は、レース数は変更しないが昨年のフォーマットを改善し新たな週末2レース開催の導入を検討しているが、詳細はまだ決定していない。

 昨年のフォーマットは、土曜日と日曜日それぞれで20分間の走行で予選を行い、決勝レースは土曜日が40分+1周、日曜日は60分+1周(タイヤ交換義務あり)で行われていた。

 レース距離は昨年と同じで、タイヤルールとタイヤコンパウンドを調整するフォーマットが検討されているようだ。予選に関してもそれぞれ行うことは変わらないが時間の調整を考えている。また、DRSの使用条件やパフォーマンスウェイトに関しても議論が続いている。

 そんな中、レースを行うドライバーたちもルール変更に対して意見を述べている。

「DTMDA(ドライバーズアソシエイション)は、シリーズを通してレースを改善するため、DTMを運営するITRと(ドイツのモータースポーツ統括団体である)DMSBに対し懸命に働きかけてきた」とDTMDAの代表を務めるパフェットは語る。

「たとえば、DRSの使用規制の変更では、単に前の車に追いつくルーツではなく、もう少しオーバーテイクツールになるようにしてきた。確かに僕たちが後で行ったいくつかの小さな調整はあったよ。大きな変化を僕たちは回避することができると思っている。なぜならそうしなければ、多くの人々を混乱させるだけだからね」

 昨年のパフォーマンスウエイトを好む人はおらず変更は明らかだと言われている。2015年のザントフォールト戦では、BMW勢が1レース目でトップ7を独占し、2レース目でもトップ5を奪った。このようにひとつのメーカーが強くなるレース週末が多くあり、イベント毎というよりもレース毎にバラストを割り当てることも考えられているようだ。

「ザントフォールトのようなレースは、土曜から日曜にウエイトを変更することで、次の日のレースがもう少し変わっていただろう。ふたつの良い結果を保証するのではなく、それを得るためにより懸命に働かなければならないということだよ」とディ・レスタ。

 また、DTMのポイント制度は上位10位に対しポイントが与えられるが、ウィッケンスはより多くのドライバーにポイントが渡るように望んでいる。

「より多くのドライバーにポイントが渡れば、それを戦うためにサーキット全体でレースが向上するだろう。ファンにとってもいいことだし、僕たちにとってもね」


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