この他の車種ではローヴェ・レーシングなどが走らせるBMW M6 GT3にプラス10kg、GT SPORT・モチュール・チームRJNの2018年型ニッサンGT-RニスモGT3をはじめ、ホンダNSX GT3、マクラーレン650S GT3、アストンマーチンV12バンテージGT3に各5kgのウエイトが加算される。
このうち、2018年型GT-Rとマクラーレン650S、ホンダNSXについては最低重量の増加に加えてターボの過給圧最大値も変更。GT-Rと650Sがエンジンパワーを落とされる方向での調整が行なわれた一方、NSXはわずかにブースト圧が引き上げられている。
自然吸気エンジン車のポルシェ911 GT3 Rは5kgの重量マイナスとなったが、同時にエアリストリクター径が1.5mm縮小されることに。また、エミール・フレイ・ジャガーG3 GT3も径が2mm小さいエアリストリクターの装着が義務付けられた。
昨年のスパ24時間でポールポジションを獲得したフェラーリ488 GT3をはじめ、ランボルギーニ・ウラカンGT3、アウディR8 LMS、メルセデスAMG GT3ついては今回、BoPの変化はみれなかった。また旧型のベントレー・コンチネンタルGT3とニッサンGT-RニスモGT3も同様の状態でレースに臨むこととなる。
なおSROは、これまでのレースと同様に今大会でもレースウイーク中に追加のBoPをリリースする権利を有しており、予選あるいは決勝レース前に再調整が行なわれる可能性がある。