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投稿日: 2022.04.12 17:14
更新日: 2022.04.12 17:15

「あと3スティントあれば」「ポイント獲れる雰囲気がない」「危機感を持っている」【SF Mix Voices 第2戦決勝】

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スーパーフォーミュラ | 「あと3スティントあれば」「ポイント獲れる雰囲気がない」「危機感を持っている」【SF Mix Voices 第2戦決勝】

 今季、全日本スーパーフォーミュラ選手権のセッション後に設けられている“メディア・ミックスゾーン”。設定された時間に全ドライバーが1箇所に集まり、同時にメディア対応を行うという、F1やWECなど海外レースではおなじみの取り組みだが、このコーナーではそこで聞けたドライバーたちの“声”を、可能な限りお伝えする。

 2レース制となった第1・2戦の週末は、土日それぞれの決勝後、このミックスゾーンが設けられた。日曜夕方、第2戦終了後のドライバーのコメントをお届けしよう。

■関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)予選16番手/決勝6位
 第2戦では予選Q1落ちを喫した関口。決勝ではタイヤ交換を最後まで引っ張り、6位まで順位を上げてフィニッシュした。

「予選は昨日よりダメで。フィーリングは良かったんですけど、なぜかタイムが出なかった。決勝は昨日よりもタイムも、フィーリングも良かったです」

「速さはあったと思うんですけど、16番手スタートからだともう、追いつけない。あと3スティントくらいあれば、いけるけど。予選16番手の時点で、終わってますよ」

 タイヤ交換を終盤(29周目)まで引っ張るという戦略は、「走りながら、その場のノリで」決めたと関口。

「タイヤ的にはまだ行けたんですけど、先にタイヤ交換した組が速い、という情報聞いていたので、あのタイミングで入りました」

「とにかく予選が遅いので、なんとも……ただ、決勝が良かったことから、何かのヒントをこれから頑張って見つけたいです」

■大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)予選12番手/決勝7位
 前日の第1戦決勝では、オープニングラップの追突によりペナルティを受け、ポイント圏外に終わっていた大津。だが、その第1戦の走行を反映し、第2戦ではポジションを上げてゴールすることができた。

「昨日から今日にかけて、さまざまな変更を施して臨んだんですけど、予選は手応え以上にタイムが伸びなくて……。原因はまだ分かりませんが、そこはちょっと深掘りしなくてはいけないと思っています」

「これまでだったらQ1を終えて、Q2、Q3と予測が立ったものが、Q2だけの今年はちょっと難しい部分があったので、何も変更せず、ドライビングでプッシュしようと思いました。でもQ2では思った以上にスリップもうまく使えなかったし、そういった部分でタイムアップは難しかったです」

「決勝に関しては、昨日は当たってしまって(まともなポジションで)レースはできなかったんですが、フルスティントを走行できたおかげで、今日にかけていろいろ改善することができた。ポイントを取れるくらいの速さは出てきましたし、いいところもかなり見つかりました」

「(次戦の)鈴鹿の方が、僕らにとっては相性がいいと思っていますし、ルーキーテストと合同テストでみっちり走ったことでデータも取れている。それらを駆使して、なんとか優勝……まずは表彰台を獲得したいと思います」

2022スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦富士 大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2022スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦富士 大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

■大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)予選18番手/決勝11位
 オフのテストでは好調に見えた大湯だが、ここ富士の2戦ではいずれも予選Q1敗退を喫している。

「やっぱりコンディションに左右されてしまうというか、冬のテストは良くても、そこから路面温度が上がってきたときに、ちょっと苦しいのかなという感じはしています」

「いままでテストでやってきた部分が何か悪いのかなと思っていましたが、去年のものをベースにしたセットアップで臨んだ今日も全然ダメだったので、もう少し解析して、考えないといけないかなと思っています」

「山本(尚貴)選手とも、起きている傾向は同じですね。セットアップは同じではないのですが、そもそも何か根本的に外している部分があり、そこは一緒だと思います」

 レースに関しては第1・2戦ともに追い上げることができているが、「速くて抜くというよりは、うまく組み立てられた感じ」だったという。

「このままではまずい、という危機感を持っています。実力を出せる位置になっていないので、ちょっとまずい。鈴鹿はチームとしても得意にしていますが、タイヤにはより厳しいサーキットなので、危機感を持っています。その危機感を糧に、頑張れたらと思います」

■坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)予選11番手/決勝12位
 同じくテストでは好調だった坪井だが、開幕週は苦戦。両日ともQ1は突破しているものの、“その先”に悩みがある模様。そして日曜の決勝では順位を下げ、ノーポイントに終わっている。

「去年からの課題なんですけど、Q1は良くてもQ2、Q3に向けてみんながタイムを上げていくなか、僕は上げるどころか下がっちゃうパターンが多くて。それが昨日もあり、今日はもう単純に全然上げられなくて(※第2戦のQ1は1分21秒9、Q2で22秒1)」

「そのあたりのコンディション向上の読み方とか、Q1からQ2に向けてのアジャストの仕方などを、イチから見直さなきゃいけないと思います。Q1のペースがあれば、コンディションの上昇分で21秒7は行けたと思うんですよ。そうすれば、あの(21秒7をマークした2〜5番手の)集団には入れていたと思うので」

 また、決勝のスタートが両日ともあまり良くなかったが、メカニカルトラブルの可能性もあるようだ。

「昨日はまだマシだったんですけど、今日は本当に酷くて。クラッチのトラブルを昨日の決勝から抱えていましたが、パーツがないということで替えられなくて、不安要素が残ったままのスタートとなりました。スタートが悪いというよりは、クラッチトラブルからきているものではないかと思います」

「決勝のペースは、超遅かったですね。昨日の感じなら良かったのですが、今日はまったく話にならなくて、これじゃレースにならないな、と。ポイントが取れるような雰囲気がないくらい、フィーリングが悪かったです。前の4台くらいが連なっていて、この集団よりは速いかなとも思ったのですが、スタートであれだけ下がっちゃったので……」


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