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投稿日: 2022.12.08 15:25
更新日: 2022.12.08 15:27

野中誠太がスーパーフォーミュラ初走行。首の痛さよりも感じた「目の疲労」と「本当に助かった」アドバイス

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スーパーフォーミュラ | 野中誠太がスーパーフォーミュラ初走行。首の痛さよりも感じた「目の疲労」と「本当に助かった」アドバイス

 三重県の鈴鹿サーキットで行われている2022年の全日本スーパーフォーミュラ(SF)選手権合同/ルーキーテストは12月8日にテスト2日目を迎え、午前中のセッション3ではKCMGの7号車からエントリーしている野中誠太がスーパーフォーミュラマシンでの初走行を終えた。

 2018年にフォーミュラトヨタ・レーシング・スクール(FTRS)を受講しスカラシップを獲得した野中は、2021年のFIA-F4で6勝を挙げてチャンピオンに輝き、2022年は全日本スーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)選手権やスーパーGT GT300クラス、さらにはスーパー耐久にも参戦している若手ドライバーだ。

 野中にとってスーパーフォーミュラで使用される『SF19』での走行は今回のテストが初めて。走行を終えた野中は「まずはマシンのパワーとダウンフォースに驚きました。SFL以上のダウンフォースはすごく衝撃的でした」とSFマシンの第一印象を語った。

 この合同/ルーキーテストのみならず、クイック&ライトを掲げるスーパーフォーミュラSF19での走行を経験した多くのドライバーから聞かれるのが、コーナリングスピードからくる“首の痛さ”だ。だが野中が感じたのは首の痛さよりも「目の疲労」だという。

「首はまぁ痛いですけど、パッドを入れているのでまだ大丈夫です。(SFのマシンは)スピードが速いので、本当に神経を使って、タイミングを合わせてコーナーに進入していかないといけません。その部分でかなり集中してコーナーに進入しているので、結果的にそれが目の疲労に繋がっているのだと思います」

「目が疲れるというのは僕のレース人生で初めてだったので、それくらい神経を使用して乗らなければいけない難しいカテゴリーだなという印象です」

 セッション3の終盤ではニュータイヤでのアタックシミュレーションを行い、1分36秒846で10番手(最終的な順位は15番手)に飛び込んだ野中。そのときの感想は「まったくの別次元」だったというが、楽しむこともできたと振り返った。

「自分の経験したことないスピードを感じたので、シンプルに楽しかったです。どんどんと攻めていけますし、どんどんと自分の知らない世界にアタックすることができたので、そういった部分では非常に楽しめました」

「実際にアタックを経験すると『次はこういった走り方を試したい』『こんな走りをしてみたい』という思いがどんどんと出てきていますし、マシンを降りた後は気持ちがすごく興奮状態でした」

2022スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト 野中誠太(KCMG)
2022スーパーフォーミュラ合同/ルーキーテスト 野中誠太(KCMG)

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