12月15日、平木湧也と平木玲次の兄弟が率いるHELM MOTORSPORTSは、2024年からスーパーGT GT300クラスに参戦することが決定したと発表した。GT300挑戦はチーム創設時からの目標実現となる。
HELM MOTORSPORTSは、茨城県出身の平木湧也と玲次の兄弟が2020年に立ち上げたチーム。2020年からスーパー耐久、さらにFIA-F4に参戦した。
2022年からは、スーパー耐久でニッサンGT-RニスモGT3を使用しST-Xクラスに挑戦を開始。さらにFIA-F4に加え、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にも参戦するなど活動の幅を拡げてきた。ST-Xでは2022年にチャンピオンを獲得している。
そんなHELM MOTORSPORTSが、2024年からついにスーパーGT GT300クラスに参戦することになった。発表のなかで、チームはスーパーGT参戦が「発足時からの目標」だったとしている。
「多くの方々のご支援のおかげで、チームは発足からの目標であったスーパーGT参戦を実現する運びとなりました。この素晴らしい機会に感謝申し上げます」とチームはプレスリリースに記した。
「優勝とシリーズチャンピオンを目指し、チーム全体で力を合わせて戦います。5年目のシーズンに入りますが、スーパーGTとFIA F4のレース活動はもちろんのこと、交通安全教室、職場見学、体験会、地域密着イベントなども継続して展開してまいります」
気になる車両、タイヤメーカー、ドライバーラインアップについては後日発表されるという。また同時に、スーパーGTと併催されているFIA-F4からのドライバーのステップアップについても検討していくとしている。
チームは若いスタッフも多く、スタイリッシュさと速さを両立し日本のモータースポーツ界に新たな風を吹かせている。まだ体制等は明らかにされていないが、2024年のGT300で大きな話題を集めることになりそうだ。
