スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、3月30日付けで4月8~9日に開催する第1戦岡山の参加条件を発表した。GT500クラスのホンダNSX-GTの競技車両最低重量は2016年まで同様の1049kgとされている。
スーパーGTでは、各車ごとに異なる性能のバランスを取るために、各大会前に参加条件を発表。参戦各車はこの条件に従い、車両の最低重量やエアリストリクター径、最大過給圧などを設定する必要がある。
GT500クラスについては、今季から新型車両が登場するが、最低重量に関しては昨年から変更はなし。唯一ミッドシップレイアウトのホンダNSX-GTのみ参加条件が定められており、ホンダNSX-GTは1049kg、FRレイアウトのレクサスLC500、ニッサンGT-Rは1020kgが最低重量となる。ホンダ勢はハイブリッドユニット非搭載となった2016年のNSX CONCEPT-GTの頃からこの1049kgという車重で戦っており、NSX-GTに車両が変更となってからも同じ数字での調整となった。
また、GT300クラスの参加条件も発表された。同クラスでは今年もFIA-GT3車両のBoP(性能調整)は、ブランパンGTシリーズを運営するSROのBoPをもとに決定。この数値に基づいてGTAがGT300マザーシャシーを含むJAF-GT勢の参加条件が定められる。
注目のポイントとしては、これまでJAF-GT勢のトヨタ・プリウスGTとスバルBRZ GT300では最低重量/エアリストリクター径で3種類のテーブルがあったが、今季からひとつとなっている。またJAF-GT勢については新たにBoPウエイトが加算されており、プリウスは+15kg、BRZは+30kg、マザーシャシーは+40kgが加算された。
各車の具体的な参加条件は以下のとおり。
Ⅰ.クラスI(GT500)
対象車種:HONDA NSX-GT
参加条件:競技車両最低重量=1049Kg
クラスⅠ(GT500)参加車両については、燃料補給装置の給油ホース内に流量オリフィス(内径25.0mm)が適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。