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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.21 06:33
更新日: 2017.05.21 10:34

スーパーGT第3戦500予選《あと読み》決勝もまたサバイバルの様相。上位陣に不安要素あり

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スーパーGT | スーパーGT第3戦500予選《あと読み》決勝もまたサバイバルの様相。上位陣に不安要素あり

 RAYBRIG NSX-GTが2番手にコンマ6秒という大差を付けてポールポジションを獲得したスーパーGT第3戦オートポリス。RAYBRIGが速さを見せたのは疑いようのない事実だが、その一方、有力ライバルたちが自滅していき、予選はサバイバルのような展開になったことも見逃してはならない。そして決勝もまた、予選結果の順とはいかない気配が漂っている。

 今回のオートポリスでRAYBRIGと同様に予選上位が期待されていたのは、同じNSXでブリヂストンユーザーのKEIHIN NSX-GTとARTA NSX-GT。しかし、KEIHINは小暮卓史が予選Q1でオーバーランからのクラッシュで最後尾グリッド、ARTAはステアリングを握った小林崇志がウォームアップで前のクルマに近づきすぎて間隔を調整している内に、小暮のクラッシュによるイエローフラッグでアタックのタイミングを逃して14番手。ホンダ陣営としては、RAYBRIGがトップを奪ったものの、期待されたKEIHINとARTAが最後尾に並ぶという、万感こもごも至る内容となった。

 ニッサン陣営としては2番手を獲得したS Road CRAFTSPORTS GT-Rの本山哲が「エンジン面、セットアップ面と、クルマのベースは確実にアップしている」と、GT-Rのパフォーマンス向上を証明するように2番グリッドを獲得。予想以上の高気温になったことで、夏場を得意とするミシュランタイヤがマッチしたことが好循環を生み出しているようだ。

 だが、その一方、同じミシュランタイヤを装着するMOTUL AUTECH GT-RはQ1ノックアウト。S Roadと比べて24kgのウエイトハンデ差があったとはいえ、Q1での両者のタイム差は約1秒と大きすぎる。練習走行から予選Q1に掛けて路面温度が9〜10度上昇しており、Q1ではその対応がうまくできたチーム、ドライバーが生き残るような結果になった。

 レクサス陣営としても、優勝候補の最右翼と目されていたau TOM’S LC500がQ2で飛び出してしまい7番手。その煽りをくらってZENT CERUMO LC500とWAKO’S 4CR LC500がアタック中のタイム抹消でグリッド降格と、開幕戦に続いて陣営内での同士討ちのような形になってしまった。

●サバイバル戦となりそうなGT500決勝。その中での本命は………


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